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123/155

Death123

「いや、空気だな──」

「あぁ──感覚だが分かる……これは」

シュンとバルの声が聞こえる。


周りのざわざわとした雰囲気も分かる。


階段を降りきった先は何も無かった。

いや、真っ暗な空間──透明な光る床の輝きが周りをぼんやりと照らしているのみだった。


「シエル──この感じ」

「あの時と似てる──」

ナビとレイの言いたいことは分かった。

権天使──プリンシパリティ戦の時の雰囲気に似ていたのだ。


そうなると──。


ゴーン──。


ゴーン──。


ゴーン──……。


来た──!

鐘の音が世界に鳴り響く。


だが、今回は異様にそれが長い──。


【──警告──】


【──最後の審判が下されます──】


【──己の力を指し示しなさい──】


【──出来ないならば人類は滅びるのみ──】


──!!

周りの攻略組が更に動揺が走るのが分かった。

自分も驚いてはいる。

今までの攻略に長いアナウンスは無かった。

それ程の強敵が現れる事を意味していた。


ゴーン──。


ゴー──……。


そして、鐘の音が途中で鳴り響くと世界が一気に明るく天上の光が降り注ぐ。


真っ暗な世界は天上の明かりに染められて光り輝く床は透明で下は天空を映し出している。


エリアの端を意味してるのか──透明に輝く壁が構成されていく。


そして、30階層のボスが現れ──。


『全員──!! 全力で上へシールド!! バリアを──!!』


電撃を走ったように攻略組は即座に天上へ向けてバリアを展開させる。


その後だった。


ズガガガガガガ──!!

と、光の光線が僕らに降り注いで来るのだった。

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