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120/155

Death120

「う──ん! いいねぇ! いいねぇ! 本当に最高だね!」

「分かるわぁ~! シエルと最後に組んだのいつだっけ? 俺もめっちゃ嬉しいわぁ~!」

25階層のダンジョン前の準備エリアでシュンとバルが嬉しそうに伸びや屈伸をしながら発言していた。

彼らの背後のギルドメンバーはそんな2人をジッと見つつも規律を護るようにビシッと立っていた。


「あぁ──? そうそう、君たちもある程度自由にしていいよ?」

「シエルの邪魔はしちゃダメだからね? 分かった?」

は、はいっ──!!

っと、彼らに促されたメンバー達は皆口を揃えて返事を返すだけで身動きは見られなかった。


昔は歯向かうやつも居て骨があったんだけれどもねぇ──?

可愛くなっちゃったねぇ──?

ま! 準備しよかっか?

っと、シュンとバルの声が聞こえてくる。


「ほら! あんたら! 覚悟を決めなっ!」

「姉御が行くならどこまでもと──既に!」

「──バカだねぇ、あんたも」

「姉御の為ならバカでいいです!」

ちょっと雰囲気がピンクっぽくなってるが、そんな2人を護るようにメンバーも士気が高まっているようなヴァネッサのギルド──。


「俺はもうリーダーでは無いが、君たちのギルドではマスターだ──。精一杯頑張らせて貰う!」

「あぁ! 頼むぜ!」

ガイウスの方も上々──。


他の所も士気は充分みたいだ。


「シエル? そろそろ行く?」

「私も準備はいいよ」

『あぁ──』

2人に頷いて、少しだけ先を歩いて先頭に立つ。


『これから第30階層の攻略に挑む──!! 皆! 死ぬなよ!』

あぁ!

おぉ──!!

やってやるよ!

任せな!

それぞれ声が返ってくる。

そして、僕らは一気にダンジョン攻略へと駆け出して行くのだった。

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