三十九日目 竜二
「来たぜ!18時!」
「じゃあ俺達は隣の教室に居るから」
「おう!」
俺達(俺・昇・奈穂さん)は隣の教室(1-B)に行った。
暫く待つと彼女が来た。
「あの人が矢口真尋さん?」
「そうよ」
矢口真尋。
髪は黒で長いストレートヘアー。
眼鏡を掛けている。
身長は普通。
ここから台詞だけにします。
「突然すみません」
「いえ、謝る事ないですよ」
(紳士的!?)
(格好良くしてもどうせばれるくせに意味ないわ)
(格好付けたい年頃だからな)
(昇、大人っぽい)
(電車、大人料金だから直哉も大人だな)
(・・・ボケ?ツッコミ所満載なボケだね)
(・・・・・・・・・・・)
「あの、手紙・・読んで頂けましたか?」
(読んでなかったらこの状況可笑しいよね?)
(そこはツッコミ入れる所じゃないわ)
(そうだよね)
「お返事聞かせて頂けますか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良いぜ。付き合っても」
(来たぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!)
「ありがとうございます!」
「じゃあ、アドレス教えてくれ」
「はい!」
(おめでとう矢口さん!そして、竜二・・・おめでとう)
(・・・感動しないのは俺だけ?)
(昇だけではないわ。私もよ)
(まあ、結末読めましたしね)
(そうだよな)
(・・・乾杯する?)
(『初彼女ゲット』ってテーマでかしら?)
(初彼女ではないですけど・・・)
(・・・彼女居たのな)
(まあー、本人達が恋人同士だって言ってただけですけど)
(どうゆう意味?)
(皆は認めてないって事)
(どうしてかしら?)
(・・・これ言って良いのか?・・・竜二と竜二の妹が恋人同士だったんです)
(今は違うのか?)
(・・・妹はもう居ません)
(それって・・・死ん・・・)
(そう。元恋人としては嫌じゃないのかしら?)
(妹から別れを告げたらしいです)
(・・・・・・・・・・・)
(教えた事、秘密にして下さいよね)
(ええ、わかったわ)
(わかった)
(じゃあ、そろそろ竜二を迎えに行きますか?)
(ああ)
「ここに居るんだけどな」
「・・・・・・・・・・・」
「直哉」
「ごめん」
「別に良いけどな」
今日も演劇練習に付き合いました。
演劇は明日。