三十二日目 様付け
久しぶりの学校登校。
俺は今、戦争をしている。
説明は以下の通りです。
今日、西谷家は弁当を作っていないのだ。
何故、作ってないのかはご飯を炊き忘れただけだ。
だから今日は購買でパンを買おうとしているのだが、購買の前には行列が出来ていた。
まさに『行列が出来る購買パン』だ。
西谷直哉は今その行列の中にいた。
「ぐあああぁぁぁぁ!!!」
俺は行列から追い出されました。
もう三回目になります。
俺が絶望に腹を空かせていると・・・・・・目の前にパンが出て来た。
やばいな。
もう幻覚まで見えてしまうぐらい腹を空かせているらしい。
「よかったらどうぞ」
不意に声を掛けられ俺は上を見上げる。
細い体の男性。
髪は黒。
眼鏡を架けている。
身長は岡崎ぐらいで結構低め。
若干この人の方が高いだろうか?
「・・・くれるの?」
俺の言葉に彼は頷く。
・・・・・・天使だ!
天より参られた天使様だ!
俺は彼の持っていたパンを平らげた。
・・・ふぅ・・もう、腹一杯。
「ご馳走様。ありがとうございます」
「いえっ喜んで頂いてこちらも嬉しかったから」
「君の名前は?」
「えっ!?・・・あっうん、日向 巳琉」
何で驚いたのだろうか?
「一年生ですか?」
日向が頷く。
「そうだよ。あなたも?」
「そうです。俺はC組なんですけど何組ですか?」
「A組。よろしくね」
「こちらこそ。パンまで頂いてありがとうございます」
「・・巳琉~・・」
日向の後ろから巳琉だから日向を呼んでいる女の人がこちらに走って来た。
「あっ、梨華様」
梨華と呼ばれた人がこ・・・様ぁ!!?
俺は今、変な顔になっているだろう。
ってそんな事はどうでも良い!!
様って事はあれか?
お嬢様とかそんな部類の人なのか!?
何でお金持ちがこんな所に・・・
「・・・ハァ・・ハァ・・・巳琉!此処に居たの!?早くA組の教室に!」
ご機嫌ようとか言わないんだ!
ちょっとショック。
「何かあったの?」
「喧嘩が始まって!大変なの!どうにかして!」
「・・・分かった。あの、ごめん」
日向が俺を見て謝る。
「別にいいよ。早く行ってあげて」
「ホント、ごめん!」
日向は走りながらも謝る。
「あっ!あなたの名前!まだ聞いてません!」
「西谷直哉!」
「わかった!じゃあ、直哉様また会いましょう」
「おう!」
・・・・・直哉様?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・様ぁ!!!!??
新しい発見。
日向巳琉は・・・
様付けキャラ!!!
お久しぶりです。
BJです。
すいません。
少し訂正があります。
それは、各キャラへの質問・意見等は感想欄に書くのでは無く。
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わからない場合、出来無い場合は感想欄にでも構いません。
それでは、この小説を読んで頂いてありがとうございます。
では、メッセージの方もよろしくお願いします。