二十四日目 ポーカー
ただの雑談(遊び)です。
俺達(俺・竜二・昇・奈穂さん・杞沙さん・岡崎・黒嶋さん)は今昼休みにポーカーをしていた。
「・・・・フッフッフッ・・・・これで終わりだ!スリーカード!!」
竜二が笑いながら場に出したのは四のスリーカード。
「甘いわ。私はフルハウスよ」
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
対する奈穂さんはジャックが三枚。六が二枚のフルハウスだ。
俺はブタ(目無し)でドロップ(降りる)を選択していた。
昇も目はわからないがドロップ(降り)していた。
杞沙さんもドロップ(降り)。
岡崎は十が二枚と七が二枚のツーペア。
ツーペアとしては微妙な位置だ。
黒嶋さんは九のスリーカード。
「・・・・・竜二黒嶋さんにも負けてるよ」
「グハッ!」
吐血っ!?
俺の一言で竜二が吐血してしまいました。
「西佳やるわね」
「いえっ、たまたま良いのが来ただけです」
黒嶋さんを奈穂さんが褒めるが否定して俯く。
「運も実力の内って言うだろ?だから誇って良いと思うな。自慢し過ぎは駄目だと思うけどな」
昇も黒嶋さんを褒める。
「・・・・・じゃあ次やろうか」
俺はカードを集める。
一人五枚ずつカードを配る。
自分に与えられたカードを自分だけが見て、カードを数枚一回だけ山札の上から交換する事が出来る。
「・・・じゃあ二枚チェンジ」
「俺は四枚」
「・・・・一枚」
「僕は二枚」
「私は三枚」
「私も三枚です」
「俺は二枚」
上から昇・竜二・杞沙さん・岡崎・奈穂さん・黒嶋さん・俺だ。
竜二に関してはブタ(目無し)だと言ってる様な物だ。
俺のカードはクイーンが二枚とジャックが二枚のツーペア。
ツーペアとしては最強だが今までの奈穂さんの活躍からしてツーペアでは勝てない。
此処はドロップ(降り)をする。
竜二と黒嶋さんもドロップ(降り)をしていた。
昇と奈穂さんと杞沙さんと岡崎は勝負に出る。
「あの僕はこれです」
岡崎は五のスリーカード。
「残念ね」
奈穂さんはジャック・十・九・八・七のストレート。
「この勝負俺が貰った」
昇はクローバー五枚のフラッシュ。
「・・・・勝ち」
杞沙さんはクイーンが二枚・二が三枚のフルハウス。
この勝負は杞沙さんの勝ちだ。
杞沙さんは奈穂さんのカードがフルハウス未満だった場合はいつも勝つ。
第十五ラウンド。
「もう昼休みも終わるからこれで最後」
俺は皆にそう告げてカードを配る。
「最後はやっぱり皆場に出しましょう」
奈穂さんの提案に皆頷く。
「い出よ!スリーカードー!!」
竜二が叫びながら出したカードは六のスリーカード。
「僕はツーペアです」
岡崎は四が二枚・二が二枚のツーペア。
現在の一位は竜二。
「俺はワンペアだ」
昇は三が二枚のワンペア。
現在の一位竜二。
「私はフルハウスよ」
奈穂さんはジャックが二枚・八が三枚のフルハウス。
「ぐああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
現在の一位奈穂さん。
「私はこれです」
黒嶋さんは九が二枚・十が二枚のツーペア。
現在の一位奈穂さん。
「・・・・これ」
杞沙さんは五のフォーカード。
現在の一位杞沙さん。
最後は俺、西谷直哉です。
此処はこの小説の主人公らしくロイヤルストレートフラッシュで勝つ。
「オラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!ロイヤルストレートフラッシュじゃあ!!!!」
最終勝者は杞沙さんでした。
ブタ(目無し)でした。
皆。世の中そんなに甘くないんだよ。