十九日目 修学旅行三日目最終 日
俺の学園生活を読んでのご感想をお待ちしております。
俺達は今お土産を買いに来ています。
「な~おや」
「き~もい」
「グハッ」
竜二をノリで撃破。
「奈穂さん。奈良と言えば何ですか?」
「カステラ」
「ですよね~って違ーーう!!」
「おまえ馬鹿だな。奈良って言ったら八ツ橋だろ」
「「・・・・・・・・」」
あまりにも馬鹿だからツッコめない。
せめて真顔で言わないで!
冗談だと思わせて!
「馬鹿だな竜二。奈良と言ったら奈良の大仏だな」
持って帰れるかっ!
昇、お前は大丈夫だと思ってたのに!
「それか鹿だな」
飼えるかっ!
お前家に鹿飼ってるの!?
鹿って飼えないよね?
「なら大仏買いましょう」
「奈穂さんまで何言ってるんですか?大仏なんて買えませんよ」
「買えるわ」
奈穂さんが言うから出来ないと分かってても期待してしまう俺がいました。
奈穂さんが何かを俺に見せる。
「キーホルダーかよ!期待して損しました!」
「・・・・あれ?杞沙さんがいない」
俺は辺りを見るも杞沙さんを発見出来ず。
「あ、あの。堀川さんなら向こうにいます」
岡崎が指差す方向を見ると俺がいる店とは正反対の店に夏希さんと一緒にいる杞沙さんを発見。
「本当だ。どうも」
俺は岡崎に礼を言ってから杞沙さんに歩を進める。
「杞沙さんどうですか?決まりましたか?」
杞沙さんがコクりと頷く。
俺は夏希さんに目線を変える。
「夏希さんはどうですか?」
「ん?・・ああ、決まった」
俺は辺りを見回す。
「夏希さんの班の人達は?」
「別行動にしてあるんだ。うちの班は私以外彼氏とデートだよ」
「じゃあ俺達と行きましょう」
夏希さんは杞沙さんを一回見て。
「・・・ああ、行かせてもらおうかな」
「・・・・・ん?あれは!」
「おい、竜二。何処行くんだよ!」
竜二が突然走り出した。
竜二が向かった先は・・・・同じ学園の生徒でした。
あっ、奈穂さんのドロップキックが竜二の後頭部に命中。
竜二が何か言ってるが遠くて聞こえない。
俺達は竜二の近くに行く。
「竜二。修学旅行の最終日にナンパはどうかと思うよ?しかも学園の生徒。」
「仕方ねぇだろ!最終日にしか出会いが無かったんだ!それに俺に遠距離恋愛は出来ん!」
「いや、そんなに威張られても・・・」
別に威張れる事じゃないと思うよ?
「・・・なあ、竜二。お前がナンパした相手何処かに行ったな」
「なにぃぃぃぃぃぃ!?」
昇の言葉に竜二が振り向くがさっきナンパした相手は忽然と消えていた。
「・・・おまえらのせいだ!特におまえだ!!」
竜二が奈穂さんを指差す。
「私のせいにしないで鏡を見ると良いわ」
「俺は顔良いだろ!」
「普通の鏡じゃないわ。真実の鏡よ」
「何それ!?」
「・・・・じゃあ直哉行きましょ」
「無視か!おまえ無視するの多いな!!」
「そうよかったわね」
「・・・・・・・・・」
何か見ていて辛い。
竜二ドンマイ。
「この組み合わせ。ヤバいな」
何かを呟いている夏希さんでした。
修学旅行三日目・・・・終・・・・・・・了!!!!!!!!