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俺の学園生活  作者: BJ
10/45

十日目 何故!?

今回も志賀夏希は出ません。すいません

「バカヤロー」

(バコッ)

「痛ぇ!・・・なんで殴んだよ!」

「・・・・・・・」

「無視か!」

「・・・うるさいから少し黙ってくれないかしら」

「おまえのせいだろが!」

「・・・・チッ、ばれたか」

「当たり前だろが!それでばれないと思ったおまえが怖いわ!」

「・・・・・・・」

「無視か!」

「竜二諦めた方が良いよ」

俺は奈穂さんに殴られた竜二を宥める。

「だって直哉っ!・・・・チッ、分かったよ」

竜二は俺の意味を理解して引き下った。

何故竜二が引き下がったのか?それは奈穂さんが『来るなら来なさいよ』オーラを出していた。

「あら?来ないの?残念」

奈穂さんが挑発的に言う。

「奈穂さんも挑発しないで下さい」

「てめぇ!秋葉様に何口答えしてんだ!」

川嶋が俺を怒っている。

・・・・・・・・・

〔・・・はぁ!?〕

皆の声がハモる。

秋葉様?川嶋一体君に何があったんだ・・・ハッ!もしかしてあれか!?昨日の後書きでか!?後書きが本文に響くなんて・・・予想外です。

「そこっ!ソ〇トバンクの名台詞を使わない!」

「これ名台詞なの!?あれ?前にも同じ事があった様な・・・ってちづ姉!?こんな所で何してるんですか?」

まさかのちづ姉登場。ってまた俺の心読まれた!?

「そんなの決まってるよ!直くんに会いに来た以外に無いよ!」

「それ以外で来て下さい!あと威張らないで下さい!」

ちづ姉が胸を張っている。

「それより何があったんですか?」

昇がちづ姉に説明する。

「実はかくかくしかじかで」

「分からないよね!なんですかかくかくしかじかって!」

俺がツッコミを入れているとちづ姉が

「・・・わかりませんね」

「でしょ!確かにこれ小説ですけど!そんなに簡単な説明は無いよね!」

「・・・なんで秋葉さんが天野くんを殴ったのか」

「そこ!?ちづ姉が分からない所そこ!?かくかくしかじか通じてた!!」

恐ろしやかくかくしかじかおぬしやりよるのう。

「直くん。なんか古さを感じたよ?」

「・・・ほっといていいです」

べ、別にかくかくしかじかに負けてなんかないんだからね!負けてなんかないんだからね。

(ダッ)

「あ、直くんが走った」

「逃げたわね」

「何からですか?」

「小説という恐ろしさからだよ」

「だろうな」

「ですよね!秋葉様」

「なんか康太が言った様な感じにしてない?」

上からちづ姉・奈穂さん・岡崎・竜二・昇・川嶋・平永が言う。



TIZURUSIDE


直くん・・何で逃げたのかな?

私知らない間に直くんを傷つけてたのかな?

天野くんは小説に負けたって言っていたけど、意味が分からないし・・・

直くんが走る前に読心術を使っていないかったから。

直くんの気持ちが分からないよ。

直くんの気持ちが知りたくて読心術を習ったのに・・・さすがに人の過去を見る事は出来ないけど・・・過去も見る事が出来たらあの時の直くんの気持ちが分かるかな?


直くんあの時はごめんね


私は何度謝っても許されない事をしたよね。

直くんは知らなかった様だけど

私は一度だけ直くんを・・・・


秋葉さんが私を見ている。

「なんでしょうか?」

私は笑顔で尋ねる。

「どうかしたの?」

秋葉さんが私に尋ねる。

「ほぇ?」

私は質問に質問で返されて変な言葉が出てしまったが

「・・何がでしょうか?」

また笑顔で尋ねる。

今気付いたけど秋葉さんだけじゃなくて直くんに集まっていた人達が皆私を見ている。

秋葉さんが私から視線を外して言う

「・・・ただ、ボーとしてたから気になっただけよ」

「そっかごめんね。何も無いよ・・ただ、天野くんなんで殴られたのかな?って思っただけなの」

私の質問に答えてくれたのは誰か知らない人だった。

「その事に理由なんてありません。いきなり殴ったんです」

「そうなんですか。ありがとうございます。・・・あの、すいません。お名前を教えて貰っていいですか?」

「はい。初めまして上原昇です」

「初めまして、上原くん。私は西谷千鶴と言います」

私は頭を少し下げた

「・・・さすがと言うかなんと言うか生徒会長なのに上からじゃないですね。あ、俺は平永寛治です」

「平永くんですね。西谷千鶴です」

私が頭を下げると平永くんも頭を下げる。

「あ、俺は川嶋康太っす。よろしく。秋葉様の奴隷っす!」

「奴隷です、か?」

なんで嬉しそうなんだろう。

「僕はその・・・お、岡崎結城・・です。あのっよ、よろしくお願いします」

「はい。岡崎くんよろしくお願いします」

私が微笑むと岡崎くんの顔が赤くなっていく

「恋する乙女か!」

(バシッ)

天野くんが岡崎くんの後頭部を叩いた。

「痛いですよ~」

岡崎くんが涙目で後頭部をさする。

私は少しクスッと笑ってしまった。

あの時の事をさっき謝ったばかりなのに・・・私はなんて不謹慎なのだろう。

自分に腹が立つ



RYUUZI SIDE


(今・・・泣いて)

竜二「・・・あの千鶴姉さん」

千鶴「ん?何かな天野くん」

竜二「・・・・いえっなんでもないです」

千鶴「どうしました?どうして敬語なんですか?」

竜二「いやっなんでない」

千鶴「そうですか?なら良いですけど」


奈穂「意気地無しね」

竜二「だったらおまえが聞けよ」

奈穂「聞けると思ってるの?話した事があるのはたった二日だけの私に」

竜二「それは無理・・だ」

奈穂「あなた直哉と昔からの知り合いだったら分からないの」

竜二「昔はあまり千鶴姉さんとは話した事は無いんだよ」

奈穂「そんなの関係無いわ。あの生徒会長は直哉の事以外で悩まない事ぐらいたった二日で分かるわ。私が言ってるのは・・・やっぱりいいわ」

竜二「なんだよ。言えよ」

奈穂「憶測で語る事じゃないわ。もうこの話は終わり」

竜二「・・・・・・」


奈穂「直哉あの後何処に行ってたの?」

直哉「えっ!?・・・別に何処にも行ってませんよ」

奈穂「気にしなくても皆知ってるわ。直哉が逃げ出した理由」

直哉「えっ?嘘!」

奈穂「本当よ」

直哉「・・・・・ちょっと校舎裏に行っていました」

奈穂「そう」

直哉「あれ?竜二何そんな所で突っ立っているんだ?」

竜二「・・・・・・」

直哉「おい!りゅ・・」

奈穂「ほっといた方が良いわ」

直哉「そう?わかった」

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