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母(ババァ)

朝がきた!!希望の朝だぁぁぁぁ!!

 

とはならない。昨日は夜遅くまでゲームしていたため非常に目覚めが悪い。そしてこう思う。


「眠てぇ。学校休もうかなーーーーーーー」


布団から出れずがっぽりと被ったまま小さく呟く。


ドガドガ!


この家は古く階段を登る時や扉を開ける音なんていうのは全て聞こえてしまう。そして階段を登る音でババァであることを理解する。


「おい!朝だぞ!起きろ!」


まるで男みたいな口調で起こしてくる。そして扉をドンドン叩く。聞こえるし起きているが反応するのがめんどくさく寝てるふりをする。


最初はドアの前にいたが反応がないと悟ると部屋はババァが入ってくる。俺の部屋は鍵がない。だからプライベートもクソもないためにエロ本も置けない。


「おいーーいつまで寝てるんだ。吹き飛ばすぞ。」


いきなり何をいいだすんだ。このババァは。吹き飛ばす?そんな力があるなら見せて欲しいねぇ。


「うるせぇわ。ババァ。」


戦慄が走る。思わず口からババァという言葉が出てしまった。悟る。あ、これやべぇやつだと


「あ?お前それ誰に言ってるんだ。」


ヤクザだ。声がもうヤクザだ。人を脅し慣れてる。いやーもう怖い。びびって声が思わず小さくなる。


「いや、あの、ちが、う。思わず……ね?」


「思わずなんや。言ってみ?」


くっ、、、このババァ迫力がありすぎるんだよ。顔は整ってるくせに話せばもうヤクザでしかない。今更ながら自分の発言を後悔する。


「ご、ごめん。」


「謝って済むなら警察て要らなくねぇか?」


いやまぁ極論そうかもしれないがもっと大きなことでつかわねぇか?それ。


次の瞬間ゲンコツが頭へと落ちた。


「いってぇーーーーー!!!!!!」


どこからそんな力が出るんだよ!!痛いわこのクソババァ!!なんちゅう力してるねん。


「うごぉぉぉぁーーーーー」


痛みに耐えながら布団の上をうめき回る。そしてババァは


「よっしゃ。完全に起きたやろ。速く降りて飯食べに来な。卵焼いてやったよ。」


クソ。イテェ。あのババァ許さん。

ババァ。若くて強い。

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