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始まりの朝

コンコンコン


「お姉ちゃん、朝だよ〜」


カーテンの隙間から日差しが入ってくる


「うぅーん、おはよぉ〜。陽葵」


「うん、おはよう。朝ごはんできてるよ」


「はぁーい」


実は私は朝が弱い。だからいつも陽葵に起こしてもらっている


今日の朝ごはんは何かな?


ーーーーー


洋食か

オムレツにコールスローサラダにコーンスープにクロワッサンだ。美味しそう


「いっただきまーす」


「召し上がれ」


「美味しい。これならいつでもお嫁さんに行けるね」


「そう?ありがとう。でもこれくらいならお姉ちゃんだって作れると思うけど」


「そんなことないよ?むしろ私のお嫁さんになって欲しいな」


「うん、お姉ちゃんのお嫁さんになれたら幸せだね」


そんなほのぼのな会話をしていたらあっという間に食べ終わってしまった。


「お姉ちゃん、私先に行くね」


「うん、私も気が向いたら行くね」


「お仕事は大丈夫?」


「うん、会社も安定してきたし、従業員も増えてきたから、学校には通えるようになったよ」


「そっか、でもあまり無理しないでね」


「してないよ。陽葵がいてくれれば私はいつでも元気になれるから」


「ふふっ、ありがとう。私もお姉ちゃんがいたから元気でやってこれたと思うよ」


さすが私の天使、笑顔も可愛いし優しい


「さぁ、早く出ないと遅刻しちゃうよ。行ってらっしゃい」


「うん、行ってきます」


ガチャン


さてと、私も報告書見たら久しぶりに学校に行こうかな?陽葵を悪い虫から守らないといけないし、でも陽葵に好きな人ができたら応援しよう。悪い奴じゃない限り



ーーーーー



ここが神城高校かぁ〜、さすがお金持ちの子息子女が通うだけのことはあるな。校舎がでかいし広すぎて迷子になりそう。まぁ地図も暗記したし、迷ったとしても監視カメラをハッキングしていけると思うからいいかな?


そう、私は神城高校に去年から入学はしてたけど初めて来た。忙しかったし、学校に行くのが面倒だっただけなんだけど。それなのになぜ進級できたかというと、ここはお金持ちばかりが通ってるけど、特待生などの一般人なども入っていて、私はテストで特待生になった。それにこの学校はテストが首席であれば、授業に出なくても単位がもらえるからである。まぁ、私みたいに全くこない生徒もいないらしいけど…


ちなみに陽葵はスポーツ特待生のバスケで入った。


そんなことを考えてるうちに着いた。


ガラガラガラ


「ノックくらいしろよな。」


場所は保健室である。いるのは白衣をきた見た目40代くらいのおっさんだ。一応顔は整っていて飴を加えている。無性髭もはやしてるから保健医には見え無さそう


「おい、今おっさんだとか思わなかったか」


「いえ、気のせいじゃないですか?」


「まぁいい、初めて見る顔だな。新入生か?俺は一応この高校の保健医をやっている水島春馬だ」


「いえ、2年の間宮璃空です。よろしくお願いします。水島先生」


人は見かけに寄らないものである


ところで間宮と名乗っているのは念のためである。香澄だとあまりいない苗字だから、香澄グループのつながりとか思われたくないためで、陽葵も間宮と名乗っている。


「あぁー、あの問題児の」


「問題児じゃないですよ」


「いや、入学してから学校来ない奴は問題児だよ。しかも入試も首席だったのに入学式にも来ないで。ところでなんで来たんだ?」


「暇だったので」


「暇という理由で学校に来たのか」


「妹が入学するので心配なので保健室登校することにしました」


「シスコンなんだな、というか妹が心配なだけなら教室で授業受けろ」


「えぇーー、どうせ授業受けなくても首席取れるからいいです」


「それ他のやつに言ってみろ。激怒されるぞ、ここの学校一応偏差値高いしテストも難しいからな」


「はぁーい」


ちなみにここまで私は無表情だ。顔の表情筋がいつからか動かなくなった

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