君になら…【プロローグ】
この物語はフィクションであり、実在する人物、企業、団体、学校には全く関係ありません。
なお、まだ書き慣れておらず、誤字脱字、更新が遅くなることもあります。
僕には嫌いな女子が3人いる。
嫌いと言ってもそれぞれ人によって加減が違う。軽い気持ちで、それこそ次の日には仲良しに戻るようなものから、本当に今後一生顔も合わせる事の無いくらいのもの。
僕の場合は"顔も見たくない"、"いっそ殺したい"くらいかな?
勿論、初めからこんなに嫌っていたわけじゃないんだ。でも我慢の限界ってのがある。
この話に出てくる僕と、僕が嫌う女子たちの紹介をしておくよ。
まず、僕は"佐島 貴志(さとう きし)"。頭は中の下、君から見ても分かるくらい特徴の無い、見た目も極々普通な高校生だ。
次に僕が嫌う女子たちの紹介をするよ。あまり名前も思い出したくは無いんだけど…
まず、1人目は"北咲 茉耶(きたさき まや)"。家は向かいあっている、いわば幼馴染。大人しく、口数が少ない。いつも「ん。」とか「そう。」で終わらしてしまう。そして僕の「元」カノ。
2人目は"神崎 麗華(かんざき れいか)"。家は金持ちらしく、我が儘で学校でも取巻き女子生徒を連れ歩くTHEお嬢様。
3人目は"芦間 美奈(あしま みな)"。学校で…いや、学校外でもかなりの人気があるクラス委員長。やる事全てが完璧で、僕が一番大っ嫌いな女子。
とりあえず重要な人物はあげたけど、他にも出てきたら随時紹介をしてあげるよ。モブAとかで割り切るのもありかもしれないけどね。
さて、本題にもどるけど、今僕があげた女子3人の何もかもが嫌いだ。元カノである幼馴染も、我が儘なお嬢様も、完璧な委員長も。