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魔王様々です

そんなわけで、キャロラインのぞくメンバーでゴリット討伐開始。


警備隊がかけつけてきたけども、援護射撃くらいにしか使えないと思うわ。皆腰引けてるし・・・。おいおい、歴戦の兵士的なオーラでてた奴も、群れを見た瞬間怖気づいている有様じゃないか。



「いくぞ」 「おう」


ゴリットの群れのリーダー的な奴に狙いを定める。


こいつらは知能も兼ね備えているが、リーダーは特にそれがずば抜けている。人間レベルにまで達してしまっているので、リーダーはさっさと片付けておくべきなのである。


ゴリットの群れが目前になった刹那、俺は群れに飛び込んだ。


「ちょっ勇士さん!?」


リオンの焦った声が聞こえた次の間には、俺はゴリットの中でも一際デカい奴の首を剣で刈取っていた。



瞬殺だ。



俺、かっこよくないか?


「そこをどけ!!」

マリアベルちゃんのアニメ声がきこえた。

群れの奴らが俺に恐れをなしたのか道をあけてくれたのですぐに退く。


マリアベルちゃんが起こしたのであろう、竜巻がゴリット達に炸裂した。

群れの半分近くのゴリット達が竜巻に巻き込まれ悲鳴をあげている。

マリアベルちゃんは俺をみて、得意そうな笑みを浮かべる。


可愛えぇ・・・・・・・そんでもって竜巻ヤベェ。


俺よくあれに相打ちできたね。よくあれを眠らせれたね。

魔王様々だよ・・・・本気で(ロリの意味も含め)。


「俺も負けていられないな」



マリアベルちゃんに勇姿を見せつけにゃあな!






で、結果。


え?

・・・なんで戦闘シーンがないか?


そりゃぁ勿論、俺が活躍しなかったからに決まっているだろ?

マリアベルちゃんが殆ど片付けました、おしまい。

いいもんみれた。

かっこいいマリアベルちゃんみれて大満足。



なーんて、いうわけあるかぁ!!!



殆どもってかれたよ手柄っ!

ボス倒した以外に功績残してないよ俺!


勇姿なんて全くみせられてないし、寧ろマリアベルちゃんの勇姿みせつけられたよ!?

勇者形なしじゃねぇか馬鹿野郎!

後で「かっこよかったよ」と誉めたら照れてたのは可愛かったけども!

「序の口だ」とかいいながらにやけてたのめっちゃ可愛かったけども!



うん・・・。

まぁ・・・。

照れたマリアベルちゃん可愛かったし・・・。

楽できたし・・・。

ボス倒したことにより町の英雄扱いされてるし・・・。

高い宿屋ただで泊めてもらったし・・・。


結果オーライですかね、はい。



別に、別に拗ねてないからな!?

べ、別にマリアベルちゃんにジェラシーとか感じてないからな!?

俺のツンデレなんて誰もみたくないだなんてそんなこと言わないでくれ、俺もそう思ったから。

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