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プロローグ
とうとうこの時がやってきた。
魔王を倒す時が・・・!
憎き魔王を倒して超絶美人のお姫様助けて英雄になる夢を叶える時が来た!
思えば長い月日だった。
突如異世界に召喚されて、
「そなたは伝説の勇者じゃな?」
とか王様にいわれたのは3年前。
わけわからないまま聖剣を授けられて旅立ったっけなぁ。
そんで今、旅の途中で知り合った仲間達と魔王にいどむ。
魔法へったくそだが顔はアイドル並みに可愛い魔法使いのキャロライン。
脳筋だが腕は確かな騎士のコネリ。
可愛いから拾ったのに実は男だと知ってショックをうけた、女顔の獣人リオル。
強い絆で結ばれた(?)仲間達。
「これが最後の戦いだ。絶対に気をぬくなよ」
俺の言葉に、3人が頷く。
「絶対に勝とうね!」
「魔王の奴を思いっきり打ちのめしてやろうぜ」
「緊張するなぁ・・・」
俺は息をのみ、魔王に続く扉をあけた。
「え?」