表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺=ワタシ!?  作者:
4/7

第四話 彼は彼女に近づいていく?

煙草の箱を取り出しつつ、腕時計を確認する。 わりと使い込んだデジタル時計の液晶画面には

「sat/12/March/9:50」と表示されていた

・・・約束の時間まであと10分ある。

結局、あの後、司の笑顔が頭から離れなかったし。ボーッとしていたせいか、普段は起こさないであろうミスも起こしてしまった。

そうだ。今日の朝も、トーストをオーブンに入れた後、なぜか司の笑顔が思い出され、自分自身で混乱していると、いつのまにかかなり時間が経っていて、おそるおそるオーブンを開けてみると・・・


黒い何かが煙を発生させていた次第である。


そうやって考えてるうちに、前方から必死にこちらに向かって前進する司が見えた。

しかし、都心に、程良く近いここの駅前では、親子連れ、カップル、など様々な人が大勢歩いていて、司は人の流れに流されそうになっている。 「おいおい、大丈夫かよ・・・」

一人で呟きつつ、俺は人混みであたふたする司のところまで歩いて行く。

結局、俺が結構近づいてもまだ わたわたしていた。

「ほら、行くぞ。」

とりあえず司の手首を掴んで、歩いていく。

途中で

「わっ」とか

「待ってよ」とか聞こえてきたが無視して進む。

人の流れが少なくなっているところまで行き、手を離しようやく司をまともに見る。

「おはよ〜」

司から挨拶してくる。 俺は

「おう」だとかなんとか言った後、司の服装を見た。

全体的にセンスが良い。なおかつ司の雰囲気にあってふわふわした感じだ。

ここで気づく。じゃっかんサイズがどれもデカい気がする。

女の子になってからの司の身長は150ちょうどってところだ。

だが この服は女の人の服の中でも、結構大きいサイズなんじゃないか?

そんなことを思いつつ、またもやぼーっとしてしまうと、不思議に思ったのか司は俺の顔、を下からのぞき込むような感じで見た。

「どうしたの?ボーッとして」

「あ、あぁ。なんかお前の服装センスとかは良いと思うんだが・・・サイズがデカいと思ってな」

「ん〜?これね?だって姉貴のだし」

司は少しためた後続けた

「それで俺のための服を買いに来たんじゃん」




これどうなるよ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ