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石畳の草原

石畳の草原


石草の萌える草原に、水車の車軸が回る音が響く。


独特のテンポを刻み、漣のような音が。


石草は規則正しく生える草で、まるで石畳のように草原が続く。


水車は、硬い硬い石草にも負けぬように、水のように姿を変える。


ここで石草を刈り、石杖を築く遊牧民ののどかな歌が聞こえてくる。


空は蒼く、遠くに見える山は雲と戯れる。


水車の座り心地は、まるで水の上に座っているかのように自由で。


一度座れば、草原を抜けるまで、座っているを忘れてしまう。


人によっては、これに乗るために草原を渡る者までいるのだ。


この草原は、そんな草原だ。



石畳の草原


その草原は、石草の萌える草原だ。


石草を刈る人々の歌も、蒼い空も、遠くで手を振る山も、僕は自由に眺められる。


この草原は、そういう草原だ。

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