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小道の海

小道の海


あの海には小道がある、いつ何の目的で作られたのかはわからない。


しかし、ただ人々はその小道を利用する事だけはわかる。


小道は馬が二頭すれ違える程度の大きさで、馬車は通れない。


この小道では、旅の商人がその日の肥やしに飴を売っている、甘い飴を。


旅の商人が売る雨は非常に美味で、その飴を一度食べれば、その味に時を忘れる。


お代を商人は「貴方の今の表情で結構です」と言う、その顔に微笑みをたくわえて。


休息を終えれば空に女神が浮かび、あたりは孤独に囲まれてしまう。


その時商人はこういうのだ「食事をいかがですか?」と。


商人の微笑みに人々は、女神の涙と幾ばくの光明を覚える。


その涙を、旅人は明日の糧にする。


この小道は、そういう小道だ。




小道の海


この道で僕はたくさんの飴を舐め続けた、女神の涙を見ながら。


この小道は、そういう小道だ。

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