第3話 交番
初心者でへたくそなので、感想などに改善すべき点など書いていただけると助かります。
俺は何が起こったか分からなかった。ただわかるのは、化け物から逃れたということ。
窓ガラスが割れたら話は別だが・・・。
「大丈夫か・・・?」
交番に引きずり込んだ人が話してきた。振り返ってみると、40代くらいの警察官だった。
「あ・・・はい。」
「他に仲間は?」
俺はさっきの危機ですっかり忘れてしまったが、今の一言で思い出した。
「いるのか・・・!?」
警察官はもう一度強い口調で言ってきた。
「は、はい!僕を助ける代わりにやつらと・・・!警察官でした。」
俺は急いで立ち上がりガラス窓から外を見渡した。
しかし、さっきまでいたやつらと共にいなくなっていた。
「もうあきらめろ・・・きっと帰ってこない。」
警察官はボソッと言った。
「そんなことわからないじゃないですか!僕が今から・・・」
「やめろ!!お前死にたいのか?」
「だって・・・・そんな見捨てること出来ませんよ!今から探しに行ってき・・・」
「やめろ!!!!」
俺は驚いた。急に怒鳴られたからでもあったが、それよりも警察官の目から涙が流れていた。
「や、やめろ・・・どうせみんな死ぬんだ・・・」
「滝上〜〜〜〜〜〜、唐沢巡査部長〜〜〜!!!!」
警察官は急に叫び続けた。俺はその名前の人物が警察官であること以外、何もわからないまま黙っていた。
俺は外から目を移すことはできなかった。さっきのおまわりさんがどうなったのか心配でたまらない。どうか無事でいてくれ!ただ、そう願った。
「腹減っただろ?台所にある物食っていいぞ。」
時計を見るとも午後11時を回っていた。
おまわりさんはやっと泣き止んだようであったが、どこか無理をしている様子だった。
いったいこのおまわりさんに何があったのだろうか?
俺はそうおもいながらも直接聞くことができなかった。
台所へ行くとカップラーメンが何個かあった。
意外と種類もありどれにしようか迷っていると泣き止んだおまわりさんがやってきて話しかけてきた。
「そういえば名前は?」
「あぁ、三井田拓也です・・・・。おまわりさんは?」
「俺?俺は滝ノ下三郎だ。」
「顔に似合わない名前ですね?・・・・名前変だし、『滝の下寒そう』みたい・・・」
「そう聞こえるかもな・・・」
拓也はテンションを上げようと思って冗談を言ったつもりが、逆に下がってしまい、しばらくの間沈黙した。
「あ、あの・・・」
「なんだ?」
「・・・やっぱいいです。」
「なんだよ。言えよ・・・。」
「・・・さっきの人たちって」
『パリ〜ン!!!』
ガラスが割れた音が裏口から聞こえた!!
「まさか・・・!?!?!?」
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