表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『タヌキの旦那様とプレスマンの箸』

作者: 成城速記部
掲載日:2025/12/05

 ある家で婚礼があった。仲人の旦那様が町へ出てまだ帰らぬので、式を挙げることができず、家の者は大層気をもんでいた。日が暮れたころ、表で犬がけたたましく吠えたので、何だろうと思っていたら、旦那様が、やあやあおくれて申しわけない、などと言いながら、式を始めさせると、仲人が書類に署名するために置いておいたプレスマンを箸にして、祝いの膳をがつがつと食べ始めた。こんなに行儀の悪い人ではないはずだがと思いながら、きっと酔っているせいだと思うことにして、誰も何も言わなかった。

 婚礼の式が済んで、旦那様、泊まっていってくれろと言ったが、あすの朝早いからと言って、逃げるように出ていった。表でまた犬たちがけたたましく吠え、家の者が見に行くと、大きなタヌキがぶるぶる震えていた。

 そこに本物の旦那様が到着したが、式のやり直しも面倒だし、祝いの膳もなくなってしまったので、本物の旦那様には、風呂に入って寝てもらった。



教訓:プレスマンを箸にするなんて罰当たりであるが、滑り止めのところがちょうどいいため、うどんなども上手に食べられるはず。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ