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地球に良く似た惑星


まるで地球と同じような歴史を歩んできた


2020年 転機が訪れる

世界中の穴から異形が溢れ出てきたのである


海にあるブルーホールから首長竜のような異形が

街の中心 崩落した巨大な穴から工業機械を模したような異形が

ダム穴から形容しがたい異形が


時間や場所、異形の生態に規則性は見受けられず

好戦的で主に人を襲うとあっては、世界は大混乱に陥った


この緊急事態において世界は団結し戦った

小型の異形であれば現代兵器で対処できたが、とはいえ異常に硬い

中型は押し返すのが精一杯 大型は最早逃れられぬ天災であった


当然、異形の研究が始まるのだが

あまりにも「異形」

常識とかけ離れた存在の研究は他の分野での応用が利かず

しかし対策を取らぬワケにもいかず、この世界の科学技術は停滞した


人の住める土地は減り、人口も減少する一方

人間という種の破滅の時が近づいていた……


異形が現れてから約5年

「ソレ」は唐突に現れた




「GOGOGO!」       「しにやがれええええ!」

   「く、くるなぁぁ?!」

                「ファッキン〇ッチ!!この弾でケツ穴を増やしてやるよ!」


「……隊長!囲まれています!撤退命令を……隊長? 隊長?!」

             「しにたくないいいいいいいいいいいいいいい」




?????「付近の友軍に告ぐ。音と衝撃に備えよ。」


異形を両断し、空から舞い降りたのは鋼鉄の鎧武者であった


その数は10  20mほどの背丈で巨大な刀?のようなものを持っていた


小型異形の数は100を超え、中型異形すらいるこの戦場

しかし死にかけの兵たちには最早縋るものも無くただ見守ることしか出来ない


鎧武者達はハンドサインを交わし、見事な連携で小型異形を薙ぎ払っていく

戦車の大砲ですらハジく異形の外皮を複数体まとめて斬れるあのメカは一体?


いつしか戦場には中型異形のみ

囮役が隙を作り、背後から中型の体を削ぎ落していく


????「このまま削る。コアが露出したら参、伍、陸番で3方向からアタック。」

????「「「了解」」」」


鈍く光る刀がコアを串刺しにし、異形の悲鳴が響き渡る

????「……ッ 退避!ヤツから離れろ!!」


????「……参、伍、陸。応答せよ。」

????「参番、足を負傷しました。伍、陸は……目の前で……。」

????「漆、捌、玖、什番は周囲警戒。……敵は……いないな。  帰投する。」



今まで中型を倒した軍隊は存在せず

しかしこの鎧武者 結果だけみれば10体で10倍以上の敵勢力を倒し切り、

犠牲は出たもののその数は2体 世界に希望が現れた瞬間である


そしてその鎧武者はこう呼ばれていた


魔鎧殻マガイカク」と




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