哲学的ゾンビのかくれんぼ
意味が分かると怖い話的な感じです。
哲学的ゾンビにはその際に「楽しさ」の意識も、「怒り」の意識も、議論の厄介さに対する「苛々する」という意識も持つことがなく、“意識”というものが全くない、という点である。哲学的ゾンビにとっては、それらは物理的化学的電気的反応の集合体でし
かない。
――――――wikipedia
キーンコーンカーンコーン
ふぅ、やっとお昼休みだ~
給食も食べ終わったしおなかいっぱいだぁ
昼休み何してあそぼっかな~
「ねぇねぇ 絵里ちゃん、かくれんぼして遊ばない?」
あ、美香ちゃん!
「いいじゃんいいじゃん、他のみんなも誘ってあそぼ!!」
「じゃんけんポン!」
「え~一人負けじゃん」
「じゃあ美香ちゃんが鬼ね!」
よーしどこに隠れよっかな
そうだ!あの体育館裏の最強スポットにいけば、絶対見つからないよね…
私って、やるからには絶対負けたくないタイプだからね!
「みぃつけた」
「あはは見つかっちゃった~」
うわ近くにいんじゃん
どうしようどうしよう
ポンッ
「絵里ちゃんみっけ」
「え、嘘!なんでわかったの」
「ゴソゴソしてたよ」
「そっか~マジ悔しい」
キーンコーンカーンコーン
昼休みの終わりを告げる鐘がなる
第二小学校の昼放課は短いのだ
「私ちょっとトイレ行くから先行ってて」
どうも絵里は長く隠れていたせいで催してしまったようである
「おっけ~じゃあ先行ってるね」
美香はそういうと教室へと早足で駆けていった
こうして犠牲者は増え続けるのであった
人称が大事です。