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ウィーケスト・アーミー  作者: 神楽阪 舞
第1章 「はじまり」の出会い
8/140

宇宙から降り立つもの ~守るべきもの、護るべきもの~

少し間隔があいてしまいました・・・申し訳ありません

高威力の炸裂弾と成形炸薬による灼熱の洗礼を受けたバイオウェポンは、小さくないダメージを負いながらも、まだその歩みを止めていなかった


彼女たちはその醜態をさらすバイオウェポンに怖れ慄き攻撃の手が止まる

その隙にバイオウェポンを前面に押し出し、帝国軍はさらなる進撃を見せる


どう見ても劣勢、これは決定的である

救助に向かうべきであるがこちらの装備は貧弱であり、また戦闘に慣れていないアエル、ルルベルを伴っては危険すぎる・・・

どうするか


・・・悩むなんて俺らしくないな

何のために軍に入ったんだか・・・

俺の「決心」を改めて思い出す

・・・ありきたりといえばありきたりの決心だが、一つ俺に課した「決心」


「・・・アエル、ルルベル。エマを頼む、俺は彼女らの救援に向かう・・・!」

「隊長?!さすがにこの状況では・・・!」

アエルが悲鳴にも近い声で正確に状況を読み、無理であることを伝えてくる

「大丈夫だ、策はある・・・たぶん「あちら」もそれに気づくはず!」

そういいつつ、俺は敵の死角から一気に距離を詰める!


-----------


「ファナン、この状況では投降するしかないのでは」

「・・・」


彼女たちは追い詰められていた

茶色の髪をバックで纏めている女性。ファナンと呼ばれた女性はその身に似合わない、自身の身の丈より大きい大型キャノンをだらりと構える

「ここはエイミーとの大事な居場所。必ず守る・・・」

「ファナン、危険です。そうでなくても貴方は」

紫色のロングヘア、エイミーと呼ばれた女性はファナンを敵から庇うように銃剣付きライフルを敵に向け発砲する


・・・この戦艦に近づく不審な集団と戦闘になり、何とか辛うじて阻止しているが、もはや時間の問題という状況になっていた


残弾も残りわずか、それ以上に


ファナンの足元に赤い水溜がじわり、じわりと拡がっていく


(ファナンの容体が心配です、救援要請は出しましたが、来てくれるでしょうか)

エイミーは視界の片隅に入る名も知らぬ、彼がこの場をひっくり返してくれることを祈りつつ、敵をまた一人屠っていく


敵より今までに見たことのない大型・・・生物?が姿を現し、こちらに接近してくる


ドゥ!ドゥ!!


ライフルより放たれる弾丸は敵を捉えるがダメージが通っている気配はない

「これなら・・・!」

ファナンの構える大型キャノンから火焔成形弾が放たれる


ドグォ!!


着弾と同時に炸裂、そして紅蓮の炎に包まれる

・・・が、炎が消えた後も歩みを進める敵

「なっ・・・!」

「そんな・・・!」

さすがに相手が悪かった、これはもう・・・

2人が諦めかけたそのとき、


(来ましたね!こちらに敵を惹きつけましょう・・・!)

ついに彼が動いてくれた・・・!


-----------

敵に目掛けて突撃する

突然現れた人物に一瞬戸惑った帝国兵は最大出力のスタンガンで一瞬で絶命する

帝国兵から自動小銃を掻っ攫い、さらに敵兵をなぎ倒す!


突然の出来事に帝国兵は混乱に陥る

その隙を見逃さず、彼女らからも発砲が再開される

前後からの挟撃という形になった帝国兵は体制を立て直すこともできず、バイオウェポン以外全滅という形になった


「待たせた、救援は必要なかったか?」

「助かりました、礼をいいます」

紫髪の彼女が会釈してくる

茶髪の彼女はじっとこちらを見るだけで声をかけてこなかった

「聞きたいことは山ほどあるが、今はあのバイオウェポンを倒すのが先決だな」

「了解。バイオウェポン、言いえて妙ですね。倒した後、こちらも説明させていただきます」


そういって俺たちはそれぞれの武器を構えた

少し伏線が多すぎる感じですが、ちゃんと後で回収しますので

(いろいろな意味でフラグですねこれは)

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