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ウィーケスト・アーミー  作者: 神楽阪 舞
第1章 「はじまり」の出会い
13/140

#次なる戦いに向け ~現在の状況報告~

ストーリーごとの間に挟まる話には#をつけてみます

・・・あったところで何の意味もないでしょうけど(´・ω・)

【宙間揚陸艦・ブリーディングルーム】


『当惑星からの撤退をもって、現在の状況ならびに今後の方針を伝える』

先の戦闘終了後、俺の負傷も完治せぬまま撤退が始まった

後方部隊による撤収作業、別動隊による護衛の元、我々は宙間揚陸艦の一室で軍による行動指針を確認していた


『連合軍は当惑星からの撤退を行い、本国惑星[プルメア]および盟友惑星[プロキア]を最終防衛ラインとし、[エルメディア]からの帝国軍侵攻を阻止するものとする』

いよいよ宙域戦闘が始まるか・・・

「連合軍と帝国軍では宇宙戦力にどれほどの差があるのですか?」

エイミーが各資料を見ながら質問してくる

「そうだねぇ・・・艦艇の質・数とも帝国軍の圧勝、正直厳しいところだねぇ」

エマが頭を掻きつつ答える

事実、宇宙への進出、開発に一日の長がある帝国の宇宙戦力は目を見張るものがある

開戦当初、それなりに艦艇を保有していた連合軍も度重なる戦闘で、保有する艦艇はせいぜい本国の巡洋艦クラスが数隻ある程度、対して帝国軍は戦時建造の艦艇も含め、戦艦クラスを多数保有している

「非常に分の悪い戦いになりそうですね」

「惑星間の防御システムでどれだけ耐えれるかが勝負だねぇ・・・さすがにすぐに突破されることはないだろうけど」

エマの言う通り、現状、戦艦を多数保有する帝国軍も惑星への攻勢は控えていた

優秀な防御システムで多少なり被害が出ており、突破する艦隊は今のところ出ていなかった

さすがに力押しできるほどの戦力差が現状あるわけではない

要は突破されないよう耐えればいいのだ


「ともあれ、宙域戦闘に関しては俺たち[歩兵部隊]の出る幕はないさ」

そういって俺は次の作戦指令について確認する


『現在プロキアにて不穏分子の活動が確認されている。展開される部隊は・・・』

「俺たちはたぶんこれに配置されるだろうな」

俺はこの作戦指令を目の前の画面に表示させる

「・・・連合たる所以が判る勢力図ですね」

ファナンがプロキアの全体地図を眺めながら言う


これだけ多種族が共存している惑星も珍しいだろう

プロキアは現在の戦争の縮図そのもの、といっても良い状況だった

連合軍に帰するものもあれば、帝国軍に帰するもの、どちらにもつかず中立を保つもの、そしてどちらにもつかず自分たちの居場所を求め戦うもの・・・

ある意味混沌を極めるプロキアだが、人的・戦略資源が豊富なため、両陣営が欲している惑星でもある

エルメディアの戦闘が終結した今、ここが次の戦場となることは容易に予想できた


「そうなると、俺たちの部隊がどうなるかだが・・・っと、早速指令が入ってきたな」

タブレットに指令書が届いた通知が灯る

・・

・・・

指令によるとこうだ


・貴殿の部隊は「独立歩兵師団」の一小隊として再編成される

・先の戦闘で補充した人員に加え、新たに戦力を充てる

・部隊編成について、各々の部隊長に権限を与えるものとする

・本国へ帰還、補給完了後、速やかに現地へ移動するものとする


「補充戦力は・・・小隊構成に必要な人員と、うぉ、戦闘車も配備されるか・・・これは大事になりそうだな」

俺は指令にサインを入れ、次なる戦いに思いを馳せた

ともあれ、まずは本国に戻って戦力を整えなければ・・・!

ある程度わかりやすくなるように書きますが、説明回が必要なのかなーと思う今日この頃

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