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7話 実技講習①

別作品を執筆して投稿して余力があればもう1話投稿します。

7話 実技講習①




門の前に着くと何人か集まっておりそのあとすぐに全員が集まった。


今回パーティーを組んだ皆に挨拶をして時間になるのを待った。


「みんな集まっているようだな。これから、実技講習を始めたいと思う。工程は一泊二日で行うのでそのつもりで準備をしていると思う。まぁ、言わなくても普段からそのくらいできるくらいは準備をするように昨日の講習で言ったから大丈夫だとは思うが基本食材は現地調達が基本だからがんばれよ!

それで今回の目標だが呼ばれたパーティーリーダーからこっちにきてくれ。」



俺たちはリーダーなんてきめてないぞ?!



「「「フェイいってこい!!!」」」


「え?なんで?」


「細かいことはやりたくない!」


「めんどい」


「・・・・」


「はぁ。」


「おーい、お前ら早くこい」


「あ、はい」



呼ばれていたらしいオレは講師の元へといった。



「よし、そしたらこの箱から1こ好きなものをもっていけ。」



そう言われたので箱からボールのようなものを引いた。



「行き渡ったな?そしたらそれに魔力を少しながせ。」


「魔力ねぇ。」



オレは言われた通り魔力を少量ながしてみた。


すると、ボールの色が変わり赤となった。



「ながしたようだな?」


「それでは、発表する。まず、青色のボールだったパーティーは薬草を10株の採取、黄色は銅鉱石を10キロの採取、赤色はゴブリン5体の討伐だ。すべて今回向かう場所周辺にあるからな。わかったら出発するぞ!」


「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」






□□□□





「ゴブリン討伐かぁ」


「俺はゴブリンなんて見たことないからなぁ。」


「見たことないとかフェイお前どこに住んでたんだよ。」


「ゴブリンなんてその辺にたくさんいるのにねぇ。」


「ホントに」


「あははは」


「まぁ、とは言ってもゴブリンを倒すのはオレも初めてだからなぁ。」


「あれ?そうなの?いがーい!」


「ゴブリンは資料で生態とかは勉強したけど不安だ。」


「まぁ。なんとかなるだろ。」


「だね。」


「基本、大事」



そうこうしているうちに昼前には目的地である森の入り口に着いた。


そこにはキャンプの後と思われる跡地が幾つかあり、そこで今晩は過ごすことになるようだ。



「それでは、明日の昼までに目的を達成して来るように!解散!」



講師の、解散の合図でそれぞれのパーティーでの行動となった。



「さて、先ずは夜営場所を決めて準備をするか?」


「だな。さっとやって食料の調達がてら周辺の探索しようぜ!」


「そしたら別れてやりましょ!」


「そうだな。そしたら、ゲイルとシャイナで食料の調達と探索でオレとクイナで夜営場所の準備をしておくから。みんなそれでいいか?」


「おう!」


「いいよー」


「問題ない」



ゲイルとシャイナは早速森へと入っていった。



「さて、クイナオレたちもやるか?」


「うん」


「そしたら、ちかくで薪ようの小枝とかあつめてくれるか?オレはかまど準備しとくから」


「わかった。」



そういうと、クイナは森のほうへ向かった。

オレはというとこの夜営地の近くに川があるので(川があるから夜営地となっている)そこから大きめの石を拾いアイテムボックスへ入れてついでに鑑定で粘土がないか調べ川辺の一面が粘土層であることを知ったのでその辺りをアイテムボックスへ入れてなかで粘土と他とに別けておいた。

ついでに水も汲んでおいた。


夜営地に戻り早速簡易竈を作ることにした。

石を積み上げ隙間を粘土で埋めていき竈を作った。


そこへクイナが戻ってきた。

オレが川へいっている間に一度戻っていたのか枝が積まれたところがあってそこにいま持ってきた枝も積んでいた。

しかも枝の運びかたが普通とはちがい浮いているのだ。

これにはオレも驚いた。



「クイナ浮いてるけどどうしてだ?」


「ん?これ、魔法。」


「魔法かぁ。黒魔法ってこんなことも出来るんだな。」


「便利。それより、竈、出来てる。」


「あぁ、あると便利だと思って作った。」



そのあとは交互に枝を集め竈周辺をならしておいた。

こうすることで寝るときに少しはましだと思う。


あとは、周りで取れる香草などを集めおいた。そうしていると二人が戻ってきた。



「お帰り、獲物とれたみたいだな。」


「おー!」


「余裕よね!」



二人が持ってきたのはビックラビットという大柄のウサギで1匹で大人10人くらいはお腹がふくれるくらい肉が取れるのでなかなかだ。



「肉は血抜きはしたがまだ冷やしてないから川で冷やしてくるわ。ついでに皮剥いでくる」



と、ゲイルがいうので頼んだ。



「冷やしてる間に報告するわね。」



シャイナが言うにはここから1時間ほど歩いたところにゴブリンの集落がありそうで森の少し奥に入るとゴブリンがすぐに見つかりそうだと言うこととウサギの他に食べれるキノコや山菜を拾ってきたと言うことだ。

以外にもシャイナはこういうことが得意で採るのが楽しく袋一つパンパンに入っていた。


そのあと、鍋などを出して調理をしてキノコと山菜のスープをなんとシャイナが作ってくれた。

いろいろギャップのある子だよなぁ。


そして、ウサギの肉は枝を串に加工して刺して竈の上で焼いて食べた。残った肉は一晩なら大丈夫だと思われるので殺菌効果がある葉っぱで包んで保管した。

この葉っぱもシャイナが拾ってきたものだ。


もっと勉強しないとなぁ。

と、考えながらその夜は交代で睡眠をとった。




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