6話 実技講習準備
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6話 実技講習準備
「え?え?え?」
「そんなに驚くこともなかろうに」
「そうよ。」
「だってミナさんさっきおやっサーンって読んでたしそれに・・・」
「あぁ、それはね。私がもともとここで働いていた従業員だったのと見た目がこれなのはドワーフだからよ!これでも25歳なんだから!」
「そうなんですね。噂では聞いたことありましたがホントに女性はお若く見えるんですね!」
「そうでしょ!そうでしょ!」
いや、若く見えるというかさすがにねぇ。
それにしても歳の差何歳だよ!
「それじゃぁ、そろそろいきますね!」
「あぁ、またなにかあればこい。」
「それでは鍛冶工房ガッツをよろしくね!」
「あ、はい!」
え?何気に店名言われたの?
宿へと戻ったオレは夕食までまだ時間があるのでルーテシアとすこし話すことにした。
「なぁ、ルーテシア」
『御用はなんでしょうか?』
「初級の色魔法は覚えたけどこれ以上色魔法が成長しないって前いってたけど本当なんだよな?というか、もっとフランクに話してくれてもいいのに・・・」
そうなのだ、無色はどんな色でも使えるが全て初級までという縛りがあるらしいんだ。
だけど無色特有の魔法はその限りじゃないらしいが覚える方法は今のルーテシアでは伝えることが出来ないらしい。
今のってところが鍵だけど、オレが成長したらルーテシアも成長するのだろうか。
『はい、おっしゃる通りです。それとフランクにと仰られますが私はフェイ様に仕えている精霊ですのでそうはいきません。』
「まぁ、そのうち慣れたらでいいからフランクになぁ。それでオレはこれから何を目標にして能力を成長させたらいいかな?」
『それはまず、赤、青、緑、黄、白、黒の6色の初級魔法を覚えましょう。』
「と、いっても黄、白、黒なんでいままでなにもしたことないぞ?」
『そこで、“成長の道標”をつかいます。』
オレはステータスを開いた。
名前 フェイ(・フォン・ブルーナイト)
レベル2
無色
戦闘スキル
無剣術初級
┣青剣術中級
┣赤剣術中級
┗緑盾術中級
魔法スキル
生活魔法
無色魔法Lv1
┣青色魔法Lv1
┣赤色魔法Lv1
┗緑色魔法Lv1
ギフト
成長の道標
SP9
『重ての説明となりますがSPを使用して成長の道標で能力を成長させることができます。もちろんギフトを使わずに努力をするとその分取得にかかるコストが減るのでSP節約になります。』
「じゃぁ、早速やるか!」
オレは成長の道標を開いた。
成長の道標
┣特殊
┣無色魔法
┗無剣術
ん?特殊の項目が増えている?
『特殊の項目がお増えになられたのですね。』
「特殊って?」
『一度お開きになられてください。』
ルーテシアの言葉に従い開いてみることに。
特殊
┣取得SP増加 必要SP0
┣アイテムボックス 必要SP5
┣鑑定 必要SP4
必要ポイントが0のものはとるべきたよな?
あとは・・・
『特殊スキルは効果が絶大というか、一つあればその道のスペシャリストと言えるようなスキルばかりなのであるのなら早期取得をおすすめします。』
よし!それならアイテムボックスも鑑定も取得するか!
「ルーテシアとりあえず今取得したスキルの説明を頼む。」
『かしこまりました。まず、取得SP増加は取得するSPを1.5倍に増やしてくれます。また、アイテムボックスは通常の方が覚えるものと違い内部時間の停止、加速、などにくわえ素材の解体などなどいろいろな機能のある特別仕様となっておりまして、とてもつかいやすくなっておりさらに保管できる量や種類は無限です。そして、最後に鑑定ですが全ての説明が見ることができます。』
「おー!かなり有用だな!」
『はい、ですがフェイ様がある程度自衛できるくらいまでは極力能力が低いように見せたほうが言いかもしれません。』
「ふむ、利用されることがあるからか。」
『その通りです。』
「そうか。そしたらどんどんモンスター倒してレベルあげないとな!」
『ですが無理は禁物です。』
そうして、この日は夕食と風呂を沸かす仕事、入浴を済ませるとすぐに寝ることにした。
そして、翌朝指定の時間に間に合うように準備をして宿をでた。
朝食は昨日のうちに弁当をたのんでおいたのでそれを貰い食べながら向かった。