商隊と共に行動を取る事になった。
それから “ トド ” が 6体、転がっていた。その光景を見ていた、冒険者と商人達は、ビックリしていた。
りゅうちゃん:「 すいませんね~ ! 凄い光景ですよね。 」
「 彼等は、いつも こんな感じなのですか ? 」
りゅうちゃん:「 そうですね。食事の後は、こんな感じですね。見慣れた光景です。 」
「 何を食べさせれば あのような光景が生まれるのですか ? 」
りゅうちゃん:「 俺の手料理を食べると あぁ~~ なりますね。いつもの事です。 」
「 りゅう様が 料理を作っているのですか。どうして ? 」
りゅうちゃん:「 どうして ですかね~!俺が作るとたくさん 食べてくれるのでツイツイ作ってしまいますね。 」
「 私にも 少しでいいので 食べさせてもらえませんか ? 」
りゅうちゃん:「 まだ ベアーの肝が残っておりますから 食べてみますか。毒抜きをして置きますので 食べる際に塩を振りかけて下さい。ただし “ 生( なま )ですよ。 」
「 えっ! 生で食べても大丈夫ですか。? 」
りゅうちゃん:「 これが また 病み付きの旨さなのです。 」
「 うぉぉ~~! 何だ、これ 美味過ぎるぞ~!こんな食べ物、初めてだ! 」
りゅうちゃん:「 これに猛毒が入るともっと美味しくなりますが 食べれませんものね、残念です。 」
すぅぅ~~ と 嫌な汗が 背中を流れていた。
「 もしかして 毒も食べられておられるのですか ? 」
りゅうちゃん:「 食べますよ。食材として 普通に不思議ですか ? 彼等が 回復をしますので この辺で失礼を致します。 」
「 飛んでもございませんでした。引き留めてしまって すいません。 」
ハク:「 たまには、お酒を飲んでみませんか。 」
まさみちゃん:「 お酒を出すと たまほちゃんが暴れ出すよ! 」
りゅうちゃん:「 その心配は、もう 無いかな!多分、美味しく 飲めると思うよ。あまりバカ騒ぎをしないでね。 」
それから みんなして乾杯をして たまほちゃんが ひと舐めしたら
たまほちゃん:「 ほんのりと甘い香りがするのね。美味しいわ 」
ハク:「 デブほ様の為に 最高級のお酒を用意しました。美味しいのであれば 良かったです。この商隊の方々に 後でお礼を言って置きます。 」
まさみちゃん:「 これなら 全てを買って置きなさい。無難に安いお酒を飲ませて また 暴れさせない為に 」
ハク:「 後、エールもございます。 」
りゅうちゃん:「 それなら 俺には、エールをもらえるかな 」
まさみちゃん:「 私にも そのエールを飲ませて 」
それから 何だかんだとみんなして バカ騒ぎをしていた。もっぱら 戦闘の話ばかりだけど
次の日の朝
ハク:「 昨日は、夜遅くまで 騒いでしまってすいませんでした。それで あの高級なお酒を売ってもらえませんか。デブほ様がいたく気に入りまして 全てを買いなさいと言う物で 出来るのでしょうか ? 」
「 問題がございません。全てを御譲りいたしますから 出来ましたら道中も御一緒して もらえませんか。お酒なら全て、お売りしますので 」
ハク:「 本当ですか。どちらまで 行かれるのですか ? 」
「 ウィルの街に1週間ほど 滞在をしてから 四葉の街に立ち寄り 最後は、ウンディーネに向かう予定です。 」
ハク:「 方向は、同じですので 私達は、問題がございませんね。同行させてもらいます。よろしいですか! 」
「 それは、ありがたい。食材も調味料もお酒も必要な物があれば 何でも言って下さい。全てをお売りいたしますので 」
ハク:「 その時は、お願い致します。 」
それから のんびりと商隊の後ろに付いて ウィルの街に到着していた。最後尾に着いた途端、衛兵が走って来ていた。
門番:「 “ バラと共に ” の皆様ですよね。列に並ばずにお通り下さい。 」
たまほちゃん:「 それなら この商隊も通っていいよね!私のツレだから 」
門番:「 問題がございません。どうぞ!お通り下さい。 」
「 えっ!待たなくていいの 何故に ? 」
たまほちゃん:「 いいのよ!行くわよ。付いて来なさい。 」
それから ゲートを通ろうとすると衛兵が列になって出迎えていた。
ハク:「 いつもの光景ですから 御心配しないで下さい。それよりも お酒は、何処に売っているのかしら 出来れば教えてもらえませんか。 」
「 それでしたら 明日、私が案内を致します。私達もこの街で貴重なお酒を手に入れますので いろいろとお教えできると思います。 」
ハク:「 そんな事を私にお教えしてもよろしいのですか? 」
「 私達獣人は、りゅう様の加護かに下りますので 獣王国の国民を自由にお使い下さい。何でも致します。それに 何でもお教えいたします。明日、お迎えに上がります。私達と同じお宿で 本当によろしいのですか。 」
ハク:「 はい!それで 構いません。よろしくお願い致します。 」
それから 宿屋が決まりのんびりと過ごしていたのだが りゅう様が
りゅうちゃん:「 たまには、飲み屋にでも 行ってみない。面白そうだから 」
まさみちゃん:「 そこでも いろいろと食べれるの 美味しい物が ? 」
クロ:「 それなりに美味しいと思います。あくまでも それなりですが! 」
リエル:「 そうゆう所なら いろいろと この街の情報収集も楽かもしれませんね。 」
ハク:「 けど デブほ様の御胸は、男性陣の虜になりますが よろしいのですか ? 」
りゅうちゃん:「 その辺は、子供じゃないから 自由にさせてみたら 」
まさみちゃん:「 それなら 夕飯も食べ終わったから 次に食べに行きましょう。まだ 食べれるから まだ 物足りないのよ。食欲も精力も 」
ハク:「 それでしたら 私がご案内を致します。この宿屋の旦那様にお聞きしておりますので 」
それから 宿屋の主人の紹介のお店に来ていた。
まさみちゃん:「 いい香りの店だね。早く、料理を食べましょう。 」
中に入ってみれば 満席であった。
「 りゅう様、お待ちをしておりました。この御席をお使い下さい。私達が 確保をして置きましたので 」
ハク:「 先程、宿屋にいないと思ったら この店の席を確保して居てくれたのですか? 」
「 当然でございます。この街でなら このお店を紹介します。宿屋の主人と話し合いの結果、ここに決まりました。 」
ハク:「 何もそこまで してもらわなくても いいのですよ。たかが 冒険者に 」
まさみちゃん:「 なら あんた等は、まだ 飯を食っていないのか ? 」
「 はい!宿屋に帰ってから 食べようと思っております。 」
まさみちゃん:「 そんなのは、面倒くさいから 私達と食べて行け、全て りゅうちゃんが 払ってくれるから 」
ハク:「 それでしたら 取りあえず エールでよろしいですね。人数分をお持ちいたします。 」
「 そ・そんな 私達風情が りゅう様と同じ席につける事は、出来ません。 」
まさみちゃん:「 いいのよ!たかが 冒険者なのだから 」
「 おい!さっきから 聞いていれば冒険者が “ たかが ”だと 生意気なガキ共だな!表に出ろ 俺が教育をしてやる。 」
おっ!ケンカか ヤレ ヤレ




