商人の心
ハク:「 それでしたら 私が護衛をしておりますので 皆様で行って来てください。 」
まさみちゃん:「 なら 今日は、ハクに譲るわ。たまほちゃん、どっちが獲物を取れるか競争しない、多く取れた方が、今晩 りゅうちゃんと寝れる券を勝ち取るってのは、どうかな 」
たまほちゃん:「 いいわよ!それなら 弓も使わせてもらうから 数なら負けないからね。 」
ハク:「 何か!ズルく無いですか、それ!私が 入れないのは 」
まさみちゃん:「 日替わりにすれば いいじゃない。今日の勝者が 明日、りゅうちゃんの護衛をしながら 歩けるって事にして 当然、一緒に寝る事は、出来ないけどね。どう 」
リエル:「 それに 俺も参加が出来るのか ! 」
たまほちゃん:「 何で!あんたが参加をしたがるのよ。あんた、男でしょう。 」
ゼブラ:「 それでしたら 私も参加をしますわ。りゅう様の貞操を守る為に 」
クロ:「 それならば 俺も参加をしようかな!面白そうだし 」
ラン:「 それでしたら 我々も参加をさせて下さい。ゴミ掃除も兼ねて 食べ尽しますので 」
たまほちゃん:「 あんた達まで 参加をしたら ここら一帯から獲物が居なくなるでしょうに勘弁して 」
りゅうちゃん:「 それもいいかもね。頑張ってね。みんな! 」
それから 5人が森の中に消えて行った。その間、りゅうとハクは、商隊の後ろに付いて 2人で話しながら 歩いていた。
「 あの~~ “ バラと共に ” の りゅう様ですか ? 」
りゅうちゃん:「 はい!そうですが、何か迷惑でしたら もう少し 離れて歩きますが 」
「 飛んでも無いです。他の方達は、どちらに? 」
ハク:「 森に狩りに行っておりますが お邪魔でしたら 私達も森に消えますよ。 」
「 俺達は、あなた様方いてくれた方が 安心できますので お好きな様にして下さい。 」
それから 夕方になると森の中から 飛んでも無い程の気配を感じたみたいで 冒険者達は、警戒を強めていた。
「 何かが こちらに向かって来ている。俺達では、無理だ!この商隊が壊滅をするぞ! 」
ハク:「 皆さん、大丈夫ですよ。私達の仲間達ですので 心配をしないで下さい。 」
りゅうちゃん:念話:「 みんな 気配を消して 」
途端に 周りから気配が消えていた。
「 はっ! 気配を感じなくなった。どうして 」
ハク:「 それと まだ この近くまで来ておりませんので 皆さんには、気配を消してもらいましたので安心して下さい。危害を加える積もりは、ございません。 」
「 1つ質問をしても いいですか? 」
「 はい!何で ございますか。 」
「 どうして この商隊に付いて来たのですか? 」
ハク:「 ただの気まぐれです。私達の行き先と同じ方向だからです。お邪魔でしたら 明日から ルートを変更して 森の中を進みますよ、私達は! 」
そこに まさみちゃんが 森の中から現れてきた。
まさみちゃん:「 ラン達が あんなに強くなっているなんて聞いていないけど 途中から 獲物を変更したわよ! 」
ゼブラ:「 これもまた 面白い戦闘を体験できました。これはこれで いいですね。 」
スゥ~~ 現れた。
クロ:「 デブほ様は、頑張っておられました。 」
りゅうちゃん:「 ご苦労だけど 全て見えているから心配しないで大丈夫ですよ! 」
たまほちゃん:「 これで 私の勝ちね!数だけなら 」
そこに ドッスゥ~~ンと地響きを 響かせてリエルが現れた。
リエル:「 こう云う狩りも また 面白いな!獲物が 端からいなくなるのが 」
ゼブラ:「 ウフフ~~ 本当! 」
クロ:「 デブほ様、1日目から そんなに狩ってしまうと 2日から何を狩るのですか?狩れる獲物がございませんが? 」
たまほちゃん:「 私は、1日目に全てを掛けたのよ。多分、こうなると思って 」
りゅうちゃん:「 けど たまほちゃんの苦労も ラン達に消されたけどね。ラン達に 」
たまほちゃん:「 えっ!どうしてよ。 」
りゅうちゃん:「 彼等は、10万を超えているから ゴミとオークを全て 狩ってしまったよ。この辺り、一帯のゴミ共を! 」
たまほちゃん:「 えぇぇ~~~~~ ! どんだけ 苦労したと思っているのよ。
ラ・ン・は、この 獲物が射ない中で 」
ハク:「 それは、皆さん 同意見です。ですので 途中から獲物を変えているのです。料理に最適な獲物に 」
それから りゅう様が全てを回収しておられた。
ハク:「 商隊でお酒は、売っておらませんか? 」
「 ありますが!森の中で お飲みになるのですか ? 」
ハク:「 はい!この辺りに魔物が存在しておりませんので 心配がございません。全てを狩ってしまいましたので 」
「 えっ!全て 狩ったのですか。魔物を ? 」
ハク:「 それと この商隊の周りに結界も張っておりますので 何の心配もございません。 」
「 それでしたら この酒が御勧めできます。それとエールも どうぞ! 」
ハク:「 それでしたら 金貨、30枚でよろしいですか! 」
「 飛んでもございません。お金なんか、もらえませんよ。私達からの気持ちです、貰ってもらえませんか! 」
ハク:「 それは、無理です。諦めて下さい、あなた達も商人なのですから どんな場所でも 商人の心を持って下さい。それが あなたの未来に繋がります。
あなたの投資と思って お金を受け取って下さい。どうせ まだ 旅は、続くのですから 材料が無くなれば 買わせてもらいますので心配しないで下さい。 」
「 出来ましたら 私達も商人ですので 何かを売ってもらえませんか ? 」
ハク:「 何を御望みですか、何でも お売りしますよ。私の身体以外なら ウフフ~~ 」
それから いろいろと売ったらしいが 革系とetcは、街の近くで買い取りをする話になったらしい。その辺りは、ハクの自由でいいと思う。




