お昼ご飯とデザート
店員：「 冒険者ギルドに戻らなくて いいのですか 」
たまほちゃん：「 ガキが戻っても 邪魔なだけだから いいの 」
まさみちゃん：「 そう そう ！ 」
りゅうちゃん：「 そろそろ昼時ですから お昼ご飯にしない 」
店主のアリー：「 りゅうさんは、マイペースですね 」
たまほちゃん：「 そうなのよ ！ そこが また イイ処だけどね 」
まさみちゃん：「 何の肉にするの ？ 」
店員：「 何処に食べに行くのですか。予定がなければ お作りしますよ ！
私達もお昼にしますから 」
まさみちゃん：「 何でも いいです。私は、たくさん食べますから 出来たら肉がいいのですが 」
りゅうちゃん：「 それでしたら 材料は、こちらが出しますから お願い出来ますか 」
店員：「 え ！ 材料を出してもらえるのですか、何をお持ちですか 」
りゅうちゃん：「 何でも 言ってください。大体の物は、持っていますから 」
店員：「 え ！ 何でも お持ちなんですか 」
りゅうちゃん：「 この２人と旅をしていると 色々と注文がうるさいですから 」
まさみちゃん：「 それは、たまほちゃんだよ ！ 私は、肉だけだよ 」
たまほちゃん：「 私だって そんなに無いと思うわ、多分 」
まさみちゃん：「 最後だけ、声が小さいけど 」
りゅうちゃん：「 それとも 俺が作りましょうか。厨房を貸してもらえれば ただし冒険者の食べ物ですから 我慢をしてくださいね 」
店員：「 多分、私よりもいい物を 食べていると思いますから お願いします。
いいですよね。アリーさん 」
店主のアリー：「 いいのですか。料理まで作ってもらって 私は、味わいたいのですが 本当に 」
りゅうちゃん：「 いつもの事ですから 厨房を借りますね 」
それから りゅうちゃんがバジルのパスタとボアのハンバーグとサラダを１プレートで持って来ていた。まさみちゃんだけ サラダがない状態で それ以外が 大盛りで それと スープを 食後のデザートまで 作ってあるらしく ！
りゅうちゃん：「 すいません。貧弱な料理で 食後にデザートを作りましたから 勘弁してください 」
店員：「 この短時間で ここまで出来るのですか。私をお嫁さんにしてください 」
まさみちゃん：「 そこは、ダメだから 私達の旦那様だから 私とたまほちゃんだけで イイんです 」
りゅうちゃん：「 食べてみて下さい。いつも 奴隷のように扱いをされていますから 料理もそれなりに上手くなりましたから 」
たまほちゃん：「 私達が いつ りゅうちゃんを奴隷の扱いをしたのよ 」
りゅうちゃん：「 じゃ～ 今度、たまほちゃんの料理を食べさせて 」
たまほちゃん：「 無理です。私は、料理が作れませんから りゅうちゃんにお願いをしています 」
まさみちゃん：「 私も無理だからね ！ 食べる専門だから 」
店主のアリー：「 本当に素晴らしい、お味ですね。全ての料理に気を配っております。
このスープは、何のダシですか ？ 」
りゅうちゃん：「 コカトリスから取った。ダシです 」
店主のアリー：「 え ！ コカトリスからですか。また 貴重な物をお持ちで 」
まさみちゃん：「 普通でしょう。鳥系でいつも りゅうちゃんは、ダシを取っているよ ！ この前も 何とかって言う 何とかバードで ダシを取っていたもの 」
店主のアリー：「 名前は、聞かない事にしておきます。何か怖いですから 」
たまほちゃん：「 そう そう 頭は、ランのエサにしたもんね 」
まさみちゃん：「 いつも オークの頭ばかりだったから 嬉しそうに食べていたね 」
店員：「 え ！ この子犬は、オークの頭を食べているの ？ 何て 勿体ない事をしているのですか 」
まさみちゃん：「 私達の家族になったら 同じ物を食べさせるわよ。生だけど 」
たまほちゃん：「 ランには、普通に何でも 食べさせているわ 」
りゅうちゃん：「 もう少し 大きくなったら オーク１体位、食べれると思うしね 」
店員：「 え ！ 子犬にオーク１体も食べさせるの 何で 」
まさみちゃん：「 余っているから 」
店員：「 余っているのですか、私に少し譲ってください。家計の足しにしますから 」
たまほちゃん：「 いいわよね ！ りゅうちゃん 」
りゅうちゃん：「 構いませんが 解体が出来ますか ？ 」
店員：「 あまり得意では、ありません 」
りゅうちゃん：「 どの位、必要ですか ？ 」
店員：「 どの位でも 構いません、お任せします 」
店主のアリー：「 それなら 私も欲しいわ 」
りゅうちゃん：「 デザートの後に しますか。先ずは、ティータイムにしてからにしませんか 」
店主のアリー：「 そうですね。失礼しました 」
りゅうちゃん：「 今、お持ちしますね 」
たまほちゃん：「 サツマイモで作ったの 」
りゅうちゃん：「 さすが甘党 ！ そこにあったアンコを少し使わせてもらいました。イモの方は、生クリームと砂糖でホイップしてから サツマイモを混ぜて アンコの周りにモンブランの様にアミ状にしてみました。どうですか 」
店主のアリー：「 このデザートも美味しいのですが この茶葉は、何ですか ？
フルーツの香りがするのですが 」
りゅうちゃん：「 これは、普通の茶葉にリンゴの皮を乾燥させた物を 入れてあります。デザートの甘さの邪魔になりませんから 」
店主のアリー：「 そんな事まで 考えてお茶を楽しむのですか 」
りゅうちゃん：「 内には、女性が２人いますから 気にしないと怒られます。何と言っても 奴隷ですから 」
たまほちゃん：「 また 言ったわね。今度、言ったら まさみちゃんの料理を食べさせるわよ 」
りゅうちゃん：「 俺は、構わないよ。まさみちゃんが 作ってくれた料理は、美味しく食べるから 前向きに作っているから 気にしないよ 」
まさみちゃん：「 本当に 私の料理を食べてくれるの ？ 」
りゅうちゃん：「 当然だよ。好きな人が 頑張って 作った物なら普通に食べるよ、最初から 諦めて料理をしない たまほちゃんと違って 」
まさみちゃん：「 また 料理を作るから 色々と教えてね 」
りゅうちゃん：「 当然だよ ！ いつでも聞いてね 」
冒険者Ａ：「 あの～ お話の最中にすいませえん。先程は、すいませんでした。
それででして この街の領主様が見えまして あなた達を呼んでいるのですが どうしますか 」
たまほちゃん：「 パス ！ って 言っておいて わかった 」
冒険者Ａ：「 わかりました。伝えて置きます、失礼しました 」
店員：「 さっきの彼って 冒険者で 割かし有名人だよ 」
まさみちゃん：「 あれが ！ ただの “ カス ” だよ ！ 使い物にならないわ 」
たまほちゃん：「 カスに失礼よ ！ ゴミ以下よ 」
りゅうちゃん：「 内の女性人は、怖いですから 」
店員：「 本当に怖いですね ！ 普通の冒険者達に見えますから 」
りゅうちゃん：「 そんな彼女達といるだけで 俺まで普通に見えませんから 」
たまほちゃん：「 りゅうちゃんが１番、人外だからね 」
まさみちゃん：「 そう そう りゅうちゃんだけが 規格外よ 」
店員：「 失礼ですよ。りゅうさんに こんだけ何でも出来る人が 人外な筈がありませんから 普通の薬師でしょう 」
たまほちゃん：「 それは、騙されているわよ。タマにいるのよ、アンタみたいに直ぐに騙されるのが りゅうちゃんを 怒らせたら街が消えるから 」
店員：「 怒らせたら そうかもしれませんが りゅうさんは、滅多に怒りません 」
まさみちゃん：「 たまほちゃんの負けだね。普段と戦闘中は、別の生き物だから 私達は 」
たまほちゃん：「 普段のりゅうちゃんしか 知らないとそうなるわ 」
