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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

最初で最後に贈った花

好きな人が好きなだけ

それって、とても難しいことらしい

みんな受け入れにくいみたい

私にはわからないけど


私は、ありきたりな人生を送ってきた

まぁ、たかだか十数年程度生きただけだけど

ハツラツとした人柄だと言われるけど

それが私だし、当たり前のこと


ある日に、変わった、世界が

とっても、綺麗な人だった

お姉ちゃんの友達の、女の人

”一目惚れ”したんだって自分でそう分かった

自分より、一回りも歳上の人

”好き”って思いに、スグに支配された


他人を好きになったのは、まぁ前に先輩に恋したくらい

その人は男の人だったケド


お姉ちゃんの友達、まぁ「みか」さんってここでは言うことにする

だってフルネームだって知らなかったから


「みか」さんは、私に色々と教えてくれた

化粧や都会のこと、恋愛の話しだって

それは、日時にして1週間くらいのことだけど

とっても楽かったし、その間に"好き"って気持ちも大きくなった


最後に会ったのは、葬式の会場だった

棺に入って、ピクリとも動いてくれない「みか」さん

彼女の身体は、綺麗だった

でも、手首に傷があった


"好き"って

"好き"だって

言いたかった

なんで、死んじゃったんだろ

悪い夢なら良かったのに


泣きながら、私は

彼女の棺に、花束を入れた

その花の花言葉は、"愛しています"

最初で、最後の彼女への贈り物

そして、

あなたへの告白の言葉

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