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第七十四話 突然の豪雨

「ありゃりゃ、始まっちゃったか。」

「何がである?」

そう言う内に尋常じゃない量の雨が降り出した。


「な、なに……が!」

「いき……でき……ある!」

脳筋とサーシャが言葉を発せない。

詐欺師に至っては地面に張り付けられてる。ほぼ死んでるんじゃないか?


しょうがないので四人を連れて近くのデカイ木の下に避難した。

「ぷはぁ、何ですかコレ!?」

「死ぬかと思ったである……」

「……」

詐欺師は返事がない。まぁ頑丈だし生きてるだろ。


「で、何なんだ一体?」

イタチが理由を知ってそうだったので質問してみる。

「雨乞いですよ。」

「「「雨乞い?」」」


「ウチのサーカス団では公演の他に、いろんなサービスを行ってまして。

事前に連絡を頂ければ、日照りの土地に雨乞い、逆に雨が多い土地では雨止めを

するんですよ。ちなみに水精霊の涙を使ってるので百発百中。」

サーカス団がやる仕事じゃないな。


「じゃあコレは日照りの土地があったから雨を降らせたんですね。」

「いえ?」

「いえ?って……それなら雨を降らせる必要ないじゃないですか?」

「理由はありますよ。」

「どんな?」

「さぁ?」

イタチの絞り汁は不味そうだが肉は食えるか?


「さぁ?じゃないわよ!あんたらのせいで私は死にかけとるんじゃぁ!!」

詐欺師が復活した。

「面白がってやってる訳じゃないですよ。この土地に住むセイレーンに

頼まれてです。」

「知ったこっちゃないわよ!!」

「そうですね。さすがに迷惑極まりないです。」

「早く止めて欲しいである。」

そうだな。このまま雨が降り続けると先に進めない。


「そうですねぇ……一週間は続きますね。」

「あ?」

「いや、ほら。絶好調みたいですし。」

知るか、そんな事。


「一週間もこんな雨が続いたら、災害になるじゃないですか!!」

「それなら大丈夫。魔法で起こしてる雨なので、一定量溜まると

消えるんです。」

確かに地面に落ちた雨が溢れてる様子はない。


「でもこのままでは立ち往生である。」

「私共もサービス業ですし、多少の犠牲は仕方ないですよね。」

このくそイタチ!

「まぁいいじゃないですか。焦らずゆっくり旅するのもいいものですよ。」

「この雨は焦る、焦らないの問題じゃありません!」

「さっさと止める方法を教えろ。」

「無駄ですよ、知りませんもの。止めたければ勝手にどうぞ。」

……プツッ

何かが切れた音がした。


そして俺は一歩前に出る。

「我慢の限界だ。」

「へ?」

止めていいんだよな?


「風よ。悠久に流れる浄化の調べよ……」

「ちょ!?」

「何者にも囚われることなく全てを清め流し……」

「待つである!」

「地平の彼方に澄み渡る唄とならん……イレイザーストーム!」



「……生きてるって素晴らしいわ。」

「同感です……」

「空が眩しいである……」

俺が盾になったんだからいいだろ。


さっきの魔法で雲は吹っ飛ばした。

これで雨が降ってくる事もないだろう。さて、

「おいイタチ。」

「う、う~ん……」

「おい起きろ。」


揺さぶっても目を覚ましやがらない。

「仕方ない。焼いて食うか。」

「目が覚めましたぁ!」

このイタチ、最初は礼儀正しいヤツかと思ってたら甘かった。


「さてと、俺がムカついてるのは分かるよな?」

「はい!存じております!」

「お前らの仲間の事、詳しく話してもらおうか。」

「喜んで!」


お仕置きの準備をしておくか。

作品をご覧頂いた皆様へ


ちょい甘党と申します。


知り合いからのアドバイスで今回から「小説家になろう 勝手にランキング」様の

タグを付けさせていただいています。

特に変わったことはありませんが、ご報告までに。


今回も作品を読んでいただき、ありがとうございました。

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