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第十八話 森の中で

森の中で子供が襲われていた!


相手はデカい豚の化け物2匹だったので走り寄り、1匹目を思い切り蹴飛ばした。

木をなぎ倒しながら吹っ飛んでいく。


「フゴォ!」

相手は混乱してるのか怒り狂っているのか、

木の塊で殴りつけてきたので剣で受け止めた。


【鈍器の心得】をラーニングしました。


ツイてるな。

ステータス確認やスキルを試してみたいが、子供の安全確保の方が先か。


そう考えるのと同時、2匹目の化け物を横薙ぎに蹴ると、

さっき同様吹っ飛んで岩に叩きつけられた。


酷い見た目になってるし、死んだだろ。

しかし全然違うとはいえ人と似た形をしたものを殺すっていうのは

気分が悪いな……


「いや!アドルフ、しっかりして!」

その声に目をやると犬を揺する姿が見えた。

主人を守ろうとしたのか酷い怪我をしている。

……仕方ない、仕方ないんだ。緊急事態なんだ。

さすがに見捨てるのも気分が悪くなるだけだ。


「どけ…水よ。深き生命の源よ。傷付き倒れた者の清らかな魂を

癒したまえ。キュア!」

見る見る内に傷が癒えていく。


傷が癒えたのを確認すると俺は少し後ろに下がった。

「ワン!」「アドルフ!」


死ななくて良かったというところか。

にしても恥ずかしい。

またLvも上がったし、落ち着いたらスキルを確認しよう絶対に!

「あの、あなた「勇者殿~!大丈夫ですか~!」勇者!?」



「助けて頂きありがとうございます。私はヴァディマールの町に

住んでいるネアと申します。」

「小さいのにしっかりしているんですね。おいくつですか?」

「今年で8歳になります。」

どこぞの脳筋に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだな。


「でも、そんな離れてないとはいえ、ヴァディマールの町からここまで、

よく一人で来れましたね。」

「……今日は特別な日だったので、どうしてもここの奥に行きたかったんです。」

訳ありか?

「よし、私たちも一緒に行きましょう!」

引っ込んでろ脳筋。


「俺は行かんぞ。」

「何でですか!」

喚くな

「命の危険が減ったんだから無理に付いていく事もないだろ。」

「それは、そうですけど……う~……ケチ。」

さっき【鈍器の心得】とやらをラーニングしたよな。よし試すか。


「あの、大丈夫です。私一人でも行けますので。」

「でもさっき豚の化け物に襲われていたんですよね?多分オークだと

思いますが。」

あれがオークか、覚えておこう。


「勇者殿、やっぱり付いて行きましょうよ。心配です!」

「……また襲われたらどうする、誰かが見張りをした方がいいだろ。」

そのセリフを聞いて目をばちくりさせたかと思うと、ニヤニヤしながら

近寄ってきた。


「素直じゃないんですね、ゆ・う・しゃ・さ・ま。」

「その笑い方も言葉使いも大臣そっくりだな。」

明らかにショックを受けた様子で今にも泣きそうだ。ざまあみろ。


「あの、その、一緒に行きましょう!きっといい事ありますよ!」

「……うん。」

8歳に気を使われる大人…そうはいないな。

「最悪、何かあったら悲鳴でも上げろ。場所が分かれば向かってやる。」


「ありがとうございます。では行きましょう?」

「……うん。」

むしろ邪魔じゃないのかアイツ?


そして森の奥に入っていくのを見送り、どうやって時間を潰そうか考える。

二人がいなくなった方をもう一度見ると木が倒れ……あ

「マズイな。岩にぶつかった方は派手に飛び散ったんだった。

だったら最初に木を薙ぎ払って飛んでったや「キャアァァァァァァ!!」」

やっぱりな。


腰が抜けてるかも知れんし、迎えに行くしかないか。

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