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解呪へ

それから数時間、エリュクトは目を覚まさなかった。


エリュクトの体はすでにベッドの上に移動されていた。

そっと、エリュクトが目を開いた。


「ここは…?あぁ、ヴィルさんの家に来て…あれ?えっと…、そうだ、ウィルリアさんを治療…あ!そうだ、呪術を飲み込んだんだ…。それで、倒れて、か。」


エリュクトは、ベッドから立ち上がった。

いや、立ち上がろうとして、そのまま地面に倒れた。


「あはは、これがウィルリアさんが受けていた呪い…か。」


寝ている間に呪術が定着してしまったのだろうと、過程する。

ドタドタと聞こえる足音に少し、体が軽くなった気がした。


「大丈夫か!?倒れたような…、エリュクト!」


ヴィルが地面に倒れたエリュクトを発見した。


「あはは、大丈夫です。ただ、体がとても重くて…。治すのに少々時間がかかりそうなんですよ…。」


「おぅ、いくらでも泊まってけ。ウィルリアの身体を治してくれた礼だ。気にすんな。」

「そうだ、ウィルリアさんは大丈夫でしたか?」


ヴィルは大きく頷いた。


「おぅ、飲ませたらすぐに良くなってな。」


「そうですか、後で状態を見てみます。後、ウィルリアさんにあの薬を全て飲むように言ってください。これだけの呪術を長期間受けていたのです。かなり、魔力炉が弱っていると思います。」


ヴィルが目を見開いた。


「ウィルリアの病ってのは、呪術だった、ってのかよ?」


「ええ。魔力炉に直接呪術を打ち込まれていました。」


エリュクトは平然と頷いた。


「そりゃ、治るわけねぇよな…。どんな医者にだって治せやしねぇよ…。でも、呪術だとするなら、お前はどうやってウィルリアを治したんだ?」


エリュクトは小さく笑みを浮かべた。


「企業秘密です…、と言いたいところですが…。それでは納得していただけないでしょうね。」


エリュクトはコホンと咳払いをする。


「その前に、なぜウィルリアさんがあのような状態になったのかを話しましょう。魔力炉の一部が引き千切られた事によって、身体の脳が一時的に正常に機能しなくなったことと、度を超えた痛みによって、ウィルリアさんはそうなりました。僕が、ウィルリアさんの魔力炉を引き千切ったからです。」


はぁとエリュクトは小さく息を吐く。


「ならばなぜ、引き千切ったのか。それは、呪術の侵食度合いが高かったからです。呪術だけを解呪することができませんでした。そのため、魔力炉ごと、ウィルリアさんから取り払ったのです。それは、僕が急に倒れた理由でもあります。」


ヴィルは少し恐れてるように言葉を発した。


「なら、その呪術はどこに行ったんだ?」



「予想なさってる通り、僕の中にあります。侵食はそこまで酷くないので、解呪はできますが、その前にするコトがあります。明日、力を貸していただけますか?」


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