表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/62

飛べ

短くてすいません

 太陽が近い。ジリジリと僕の体を焼くような感覚に陥るが、それはただの錯覚で本音を言えば寒い。

 上空に上がれば上がるほど寒くなるとはまた、数奇なものだとは思うが、それはそんなものだとエルドラドに言われれば、そんなものかと納得してしまう。


「エルドラド!そろそろ一度降りてくれ!魔力が少なくなってきた!」


 体の中に内包する魔力の量が明らかに少なくなっていくのを感じ、後10分ほどで魔力は底をつくだろうと予測する。

 魔法の制御をしながら、周りから魔力を吸収する事で、効率よくしてはいるが大した違いはない。なにより、召喚魔法という大きな魔法を使用しているのだ。人類トップクラスでも、こんな大魔法をいくつも使用すれば、5分ともたない。


『相解った。』


 エルドラドが急降下する。ほぼ直角に降りて行くエルドラドのスピードはこの世界で出し得る最速とも言われている。僕が乗っているので、かなりセーブしているとは思うが。


 エルドラドが地面にぶつかる寸前に一瞬で減速し、数ミリをゆっくりと降りる。

 そして、僕の事をそっと地面へと降ろす。


『エリュクトよ。魔力が戻った時、また我を呼べ。ではな。』


 エルドラドはそう言ってその場から姿を消した。普通の召喚では主人が魔法を解かない限り召喚獣はその場にとどまるが、エルドラドの場合は魔法を乗っ取る形で魔法を解いていく。僕はエルドラドの好意に甘えて力を貸してもらっているに過ぎないのだ。


 僕は近くにあった木に登って周りを見渡す。

 近くというほどではないが、歩いて2時間ほどの場所に町が見えた。

 エルドラドも目立たぬように気を使ってくれたのだろう。


 僕は近くの町へと全速力で駆けはじめた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ