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外伝 召喚と戦争の始まり

遂にブックマーク数が100を超えました。

ありがとうございます!

また、第2話から加筆、及び修正を行っています。

修正が終わり次第、次話の投稿を行いますので、ご了承ください。

また、楽しみにしてくださってる方には、不定期の更新について、深く謝罪いたします。

言い訳をさせていただけるならば、私は今深夜の仕事をしている為に書く余裕がありません。

とはいえ、何とか続けて参りたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

今後とも、よろしくお願いします。

魔王が存在すれば勇者が存在する。

その逆もまた然り。

そしてこの世界には魔王が誕生し、また、勇者が召喚されんとしていた。


「これで、本当に勇者が召喚されるのか?」


国王が床一面に描かれた魔法陣を見て呟いた。

複雑なその魔法陣を見ても、普通の人間であれば理解する事など不可能だろう。


「は、はい。文献の通りならば、満月の夜にこの魔法陣を描き呪文を詠唱する事で召喚されるとの事です。」


勇者が召喚される事になった切っ掛けとは、魔王の存在が噂され始めたからだ。

前言のように、魔王が生まれたから勇者が召喚されるのか、勇者が召喚されるから魔王が生まれるのかはどうでもいい事だ。

この国が、勇者召喚の儀を行おうとしているという事こそが最も重要なのだ。


徐々に暗くなる中に、王女や神殿の巫女が現れる。祭壇が用意され、そこに末席の王女が寝かされる。

勇者召喚には、特殊な血を継ぐ人間の魔力が必要なのだ。

そこに使われる膨大な魔力を、少女たった一人の身から差しだそうと言うのだ、到底普通ではない事だ。

本来ならば、幾人もの少女や巫女を集める事で行うのに、だ。


「私の身をもって、勇者様が召喚されるのですね。」


王女の顔には、覚悟が浮かんでいた。

泣き腫らした後なのだろうか、目は未だに赤くなったままだった。


「すまないな、エリーヌ。しかし、お前が一番血が濃いのだ。」


国王は横になるエリーヌに優しく告げる。

エリーヌの身を案じているように見えるが、それは表面だけだと、エリーヌにはわかっていた。

エリーヌは、国王がそこら辺で蒔いてきた種から成った子供の一人だ。

可愛らしい容姿ではあるが、魔力への体の許容量が王家の中で一番低かった。

代々、大きな魔力がある王家の末席にいるとはいえ、エリーヌの魔力は一般人の数十倍はある。

故に、近いうちに命を落とすと言われている王女など、政略結婚にも使えない道具としか国王は考えていなかった。


「いいえ。私の身で皆の命が救えるのならば、喜んで我が身を犠牲にいたしましょう。お父様、今までありがとうございました。」


王女の家臣達は皆涙を堪えていた。

優しく、気高い精神を持つエリーヌを尊敬していた。


そして、厳かに勇者召喚の儀が始まった。

祭壇の前に眠るエリーヌの身にチリチリと光が走る。


「ぁぁぁあああ゛!」


電撃がエリーヌの体に走り、その身を包む衣服を、また体を傷付けていく。

エリーヌの叫び声は続いていた。

エリーヌの体からは魔力が抜けていき、ついに魔力が尽きたところで、生命力にまで侵食していく。


どれ程の時が経っただろうか?

魔法陣の中心に、白い靄がかかった。

真ん中に佇んでいた少年は、大きな鞄を背負い、手には焼きそばパンを持っていた。


「んぁ?」


そして、祭壇の前に横たわるエリーヌの手が、ピクリと動いた。そんな気がした。



こうして、エビオン帝国に勇者が召喚された。

そしてこれは、人間種対魔族の戦争を開始する合図とも言えた。

最初から予定していた話なのですが、どこで出すか迷ってました。

ちなみに、この国とエリュクトがいる国とはかなり離れていますので、エリュクトが戦争に絡むのはかなり先の話です。

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