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エルの過去

ここは、とある国。

1人の秀才がいた。

嫉妬と羨望の眼差しの中を堂々と歩く姿に多くの人が立ち止まっていた。

3歳にして魔法を使い、5歳にして無詠唱を使い、8歳にして学園への入学をした。容姿は美しく、笑顔を見せない女だった。

6年間と、留年をせずに通い切った少女は宮廷魔術師として、名を馳せるようになった。

筆頭王宮魔導師へと駆け上がった少女は王子の家庭教師すらも務める程だった。そして、彼女がいる限り、国は安泰だと言われる程の魔法使いとなった。

そして、筆頭王宮魔導師の権力を使って地元へと引っ込んだのだった。

今だ、筆頭王宮魔導師という肩書きを持ちながら。


エルの話を要約すると、こんな感じだった。要するに、彼女は実は中々の権力者だったらしい。


「ふふふ。今更言ったところで仕方のないことだけどね。本当は筆頭王宮魔導師も辞めようと思ったのだが、国王陛下に引き止められてね。だから、私は国からの呼び出しがあれば、すぐに行かねばならないのだ。」


何か、隠し事をしているのはわかったが、僕はそれを暴こうとは思わなかった。言いたくないことなのは、良くわかっているから。


「エル。君は僕達の仲間だよ。それは、エルが権力者だからと言っても変わらない。」


僕はそれだけを口にして、エルの部屋を後にした。トコトコと僕についてくるフォーアは、何も言いはしなかった。

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まぁ、こっちの方が話を進めやすいかもw

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