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遂に宿へ

僕達が門番と再度顔を合わせたのは、更に30分後のコトだった。

後ろには、相変わらずサウザス子爵が並んでいる。


「お待たせしました。先程はありがとうございました。とりあえず、身分証を確認させていただいてもいいですか?」


すっかり疲れた顔をしている門番は僕達にニコリと笑いかけると手を伸ばす。

僕は門番に冒険者ギルド所属の証、カードを手渡す。

皆も同様に確認してもらった。


「はい。ありがとうございました。そういえば、オススメの宿があるのですが紹介しましょうか?安くしてもらえるとは思いますが。」


先程の一件を気にしているのだろう。

そう告げる門番に、僕は皆に目配せしてから答える。


「はい。お願いしてもいいでしょうか?僕達はこの街のどの宿がいいのか、さっぱりわからないので。」


わかりましたと告げた門番は後ろにいた見習いらしき少年に声をかける。


「では、コイツが案内しますから。じゃ、ゆっくりしていって下さいね。」


トコトコと走って出てきた少年が僕達に深々と頭を下げる。


「サイガ・リューネスです。さっきはありがとうございました。どうぞ、こっちです。」


サイガさんが導くままに街の中を歩く。

時々、気になる物が見つかったが後でいいかと無言で着いていく。

連れて行かれた場所には、少し大きい宿屋があった。


「ここ、かなり高いのではないですか?」


コソッとフィリスが告げる。


そういえば、フィリスとユニには魔法がかけてあり、フィリスは普通の人族に、ユニは普通の馬にしか見えないようにしてある。


「どうだろう。とはいえ、僕達に勧めるくらいだから、払えるくらいなんじゃない?」


まぁ、足りない時は僕の道具でも売ればいいだろう。


いつの間にか、中を確認してきたサイガさんが告げる。


「半額にして下さるそうです。とはいえ、二人部屋一つ銀貨1枚ですけど。朝夕の食事付き、風呂完備ですから、そこそこ安いと思いますよ。」


本当に高いが、風呂まで着いているならかなりいいのではないだろうか。

その証拠に、エリスを除いた女性陣が目をキラキラと輝かせながら僕を見ていた。


「ありがとうございます。では、ここにしますね。」


僕がそう答えると、サイガさんは僕達を連れて宿の中へと入っていく。


「すいません。この人達です。よろしくお願いします。」


サイガさんはそれだけ言うと、去って行った。

僕は、受付の女性にニコリと笑いかける。


「えーっと、どのような紹介をされたかわかりませんが、二人部屋3つお願いします。」


受付の女性もニコリと僕達に笑いかける。


「はい。では、銀貨3枚になります。朝夕の食事は奥の扉の食事処に行けば食べられます。朝は5時から10時まで、夕は18時から2時までとなってます。お風呂に関しましては只今は女性用となっております。この後、15時からが男性となり、16時から女性というように1時間置きに入れ替わります。時間帯は部屋に書いてある紙がございますので、確認してください。ちなみに、1時間の間の最後の五分は清掃致しますのでご入浴はできません。以上の説明でわからない点はございますか?」


スラスラと説明する辺り、かなりなれているのだろう。


「特に問題はありません。料金は先ですか?後ですか?」


「先払いとなっております。何日程お泊りになりますか?」


僕は、予定を考える。

この街に予定がある訳ではない。

とはいえ、皆も興味を持っていたようだし、1日で、はい次の街へではダメだろう。


「一週間程で。」


休むという意味も含めて一週間分、要するに銀貨21枚を受付の女性に手渡す。

それに、丁度いいし、この街でしておこうと思う。

アレを。

宿に着きました!

次こそはエルの話をしたいと思います。


サイガは14歳くらいのイメージです。

なので、エリュクトは内心でサイガさんと呼んでいました。

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