特訓開始
今僕はエリスと特訓をしている。
木刀を持ち、飛びかかってくるエリスの木刀をいなし、時折コツンと当てる。
エリス以外の特訓は、今日の分を終えて、皆地面に突っ伏している。
「やぁああああああ!」
声と共に突進してくるエリスをの真横をスルリと抜ける。
つんのめったエリスの頭に木刀をコツンと当てる。
「いいよ、エリス。身体強化もできてるし、問題無いね。」
エリスの体力は思ったよりもあった。
もう、1時間程本気で動いているにも関わらず、バテていないのだ。
「てやぁあ!」
体の回転と同時に繰り出される木刀をジャンプで避ける。
飛んでいる僕目掛けて、もう一周周り斬りかかるエリスの木刀に足を乗せてクルリとバク宙をする。
「惜しい…。てか、エリュクトのスタミナとかどうなってんのよ…。」
呟いたのはエルだった。
エルも先程、気絶する程魔法を使わせた後なので、元気がない。
「本当ですね。エリュクト兄さんは、強いと思っていましたけど、予想以上です。」
フォーアが悔しげに呟く。
フォーアも、先程特訓を終えて、立ちたくないなどと言っていたが、少しは元気が出たのだろう。
エリスの攻撃は続く。
一気に振り下ろしたと思えば、下段から一気に斬り上げ、斜めに斬る。
先程から、途切れるコトなく続く木のぶつかり合う音。
いつになれば、エリスの体力は切れるだろうか?
「当たんない!もぅ!やぁ!当たれ!」
必死に僕に斬りかかるエリスは可愛いが、そろそろ限界だろうと、エリスの首筋を木刀で叩いた。
気絶して倒れこむエリスをそっと抱き締める。
盗賊と戦ってから、三日が経った。
毎日、皆と訓練しながら、旅を続けている。
元がいいためか上達も早いが、王都までにどれだけつよくしてやれるだろうか?
僕は、明日の特訓のメニューを考えながら、調理を始めた。
毎度遅くなってすいません。
今回はエリスと特訓していました。
そういえば、外伝と本編は微妙に時間があっていません。
特に、ゼズ編は時間があってません。
ゼズ達は中々優秀なので、エリュクト達よりも早く森に着くコトになりますが、エリュクト達が王都に着くのと森に着くのがほぼ同時と考えてます。




