盗伐完了?
「ごめん。殺さなきゃ、僕はみんなを守れる自信がなかったんだ。」
僕は、みんなに向かってボソリと告げる。
確かに圧倒したが、もし、手加減していれば、誰かが殺されていたかもしれないのだ。
「エリュクト、貴方が何を心配してるのかはわからなくもないけど…。私達は殺したコトを咎めたりはしないわ。そもそも、盗賊殺しを生業にしている人だっているのだから。私達が気にしているのは、恐怖で、貴方だけに任せてしまったコトよ。」
エルが、目線を逸らしながら言う。
悔しいのだろうか。
「そうです。僕だっていくつかの魔法を使えますし、それが人を殺すコトができるコトも知ってます。それに、彼らは僕たちを殺すつもりだったんです。というコトは、殺されても文句は言えません。」
フォーアがポツリポツリと告げる。
悔しげな表情で、拳を握りながら。
「あのね、エルクト兄ちゃん。あの、バン!って消えて、バッ!って現れて、ズバッと斬って、バン!って消えるのって、どうやってやるの!?」
エリスはキラキラした瞳で僕を見る。
もしかして、僕の移動法について聞いているのだろうか?
「あれは、魔力を思い切り固めて、少し踵を上げた状態の踵と地面の間に設置するんだ。そして、思い切り圧力をかけて、爆発する瞬間に飛び出せば、かなり早く踏み込めるよ。ただ、固めすぎると勢い良く飛びすぎるから気をつけてね。」
エリスの髪を優しく撫でる。
嫌がる気配も、怖がる気配もなかった。
「それって、私でもできる?」
上目遣いで聞いてくるエリス。
「できるよ。むしろ、エリスはそういうのが得意そうだしね。後は練習あるのみかな。」
僕は何を恐れていたのだろう。
そういえば、今だに人を殺したコトはなかったかもしれない。
以前の戦闘では、殺さないように、無意識に手加減していた。
「エリュクト兄さん。僕にも、魔法を教えて下さい。自分を守れるくらいの力が欲しい。いや、大切な人を守れる力が欲しいんです!」
僕はフォーアに魔法を教えると言ったきり、何もしていなかった。
「任せて。」
僕はフォーアに向かって、ニコリとわらいかけた。
かなり遅れました。
ネタが思いつきません…。
読んで下さっている方に申し訳なく思っています。




