外伝 ユーリア編
ユーリアは家路へと着いていた。
足が何度も絡まり、転びそうになるが、それでもバランスを立て直して走っていた。
「母様!」
家の中にユーリアの声が響き渡る。
父、ヴィルはもう仕事をしに森へと行っている。
「ユーリア、あまり大きな声を出すものではないですよ。女の子なのですから、お淑やかにしなければ。」
手を拭きながら、奥から出てきたウィルリアがユーリアに諭すように言う。
柔らかい笑みを浮かべながら、ユーリアの頭を撫でる。
「はい、母様。ところで、エリュクトは次にいつ来るでしょうか。」
ユーリアがこの問いをするのは、一体何度目だろうか。
「ユーリア、そんなにすぐには来ないわよ?それに、王都に行くと言っていたのですから、最低でも2月程はかかるでしょう?」
ウィルリアの言葉にユーリアがぷくっと頬を膨らませる。
ウィルリアがプスっと頬を突つくと、空気が抜ける。
「そう…ですよね。わかってはいるのです。ですけど…。」
ユーリアも頭では理解をしているのだ。
しかし、気持ちは理解してくれないのだ。
「ユーリア、待っている間にいい女にならねばなりませんよ。料理や掃除も覚えねばなりません。」
ふとした時に、エリュクトの姿を思い出す。
庭で剣を振っていたエリュクト。
私の姿を見つけて、ニコリと微笑むエリュクト。
他にも沢山ある。
「はい、母様。」
ユーリアはエリュクトの為に、ウィルリアの手伝いを始めた。
今では料理もいくつか作れるようになった。
今日もエリュクトのために、手伝いをしようとウィルリアの後を追いかけた。
続きが思いつきません…。
なので、外伝にさせていただきます。
どうやって続けよう…




