表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/62

エリュクトの初戦闘

バーバラ商会については調べがついている。

人を拉致し、奴隷に落とすなんて当たり前、王都では王族に気に入られているのを盾に相当黒いコトもしてる。


僕は王都へと空中を駆ける。

隣をユニが駆ける。

ユニが乗れといななく。

僕はユニへと飛び乗る。

ユニは僕よりも早いようだ。

僕も、訓練が足りないな。


2時間程走ると、大きな城が見えてくる。

王都へとついたようだ。

今だ、王都の大通りは明るかった。

ユニから飛び降り、二人でバーバラ商会の前に立つ。

僕が軽く腕を振るう。

バーバラ商会の結界が簡単に破れる。


「貴様らの行動が気に入らん!潰させてもらおう!」


僕が再度手を振れば、今度は商会の入り口が消え失せる。


僕は歩いて、中へと入る。

中にいた男がブツブツと唱えていた。

火の塊が僕へと叩きつけられる。


僕はサッと撫でる。

それだけで、魔法は効果を失った。


今度は僕の番だ。

僕はパチリと指を鳴らす。

すると、男は奥の壁へと叩きつけられる。


その程度では、僕の歩みは止まらない。

僕は歩みの速度は変えず中を蹂躙していく。

泣き叫び、逃げ惑い、命乞いをする。


「お前達は、命乞いをした人間をどれだけ傷付けた?罪のない人間を、奴隷へと落としたんだ。同じコトをされても、文句はないよな?」


バーバラ商会の商会長、バーバラの元へと辿り着く。


「ははは!バカめ!こちらには、B級の冒険者がいる。貴様など歯牙にも掛けぬわ!やれ!」


エルフの女性が、僕の元へと駆けてくる。

手にはナイフ、同時に呪文を唱えている。


ナイフが僕に迫っている中、女性は呟いた。


「悪いわね。」


僕はナイフを自らの剣で受け止める。


「構わないよ。これも、仕事だもんね。」


女性は唱え終えていた雷撃魔法が僕に迫る。

僕は指を鳴らす。

それだけで、氷が雷撃を相殺した。


何度か女性と刃を交え、魔法を交える。


部屋は壊れ、夜空が綺麗だ。

部屋の隅にはブルブルと震えるバーバラ。

そういえば、バーバラって男なんだな。

とか、考える。


女性は段々息が切れはじめる。

魔法は安定しなくなり、刃は正確さを欠く。


「ねぇ、もういいんじゃない?君じゃ僕に勝てないよ。」


「みたいね。でも、仕事だから。」


僕はそれを聞いた時点で、剣をバーバラの真横に投げる。

バーバラの頬を切り裂き、地面へと刺さる。


女性の刃が、僕の首へと迫るが僕は何もしない。

刃は僕の首の目前で止まる。

僕は気にせず、指を鳴らす。

僕の後ろには3桁を余裕で超える量の氷柱が並ぶ。


「降参してよ、バーバラさん。死ぬのと奴隷に落ちるのどっちがいい?」


女性は何度も何度も僕を切りつけるが、僕に傷一つつかない。


「わかった。奴隷にだってなんだってなる!だから、命だけは!」


氷柱がバーバラの周りに綺麗に刺さる。


「それと、全ての奴隷を解放。商会の解体。できないなら、ここの人間を全て殺す。」


バーバラが頷いたのを見てから、僕は歩き出す。

女性が膝をつくが、気にしない。

先程投げた剣は飛んできて僕の鞘に収まる。


「猶予は1日、全ての奴隷を解放してなかったら、貴方方の命はないと思えよ。」


そう言って、結界を解除する。

僕はユニの元へと歩みを進める。

しかし、歩みは止められることになった。


大剣を持った男が物凄いスピードで斬りかかってきたからだ。


僕は自分の剣で受け流す。


「なぁ、お前強えな!俺と本気で勝負しろ!」


「僕、もう帰りたいんだけど。てか、僕は君に興味ないし。」


受け流したにも関わらず、僕の袖口は裂けていた。


「俺にはあるんだよ。俺は強え奴と戦いてぇ。楽しいからな!」


男の大剣が次々と繰り出される。

僕も受け流すが、その度に衣服が裂ける。


「なら、今度は僕が戦いたくなる状況で挑んでよ。」


その言葉と同時に、僕は斬りかかってきた刃を足場にして、上に飛ぶ。

そして、男の頭を蹴り上げる。


前に倒れかけるが、男は踏みとどまる。

しかし、僕は空気を蹴って、オーバーヘッドキックみたいな形で男の頭をもう一度蹴る。


男がばたりと倒れる。


「てめぇ。次は負けねぇからな。」


脳震盪で立ち上がれないのだろう。

寝たまま、男が言う。


「そう。次もまた、軽々と負かしてあげる。そういえば、君の名前を聞いてなかった。」


「俺の名前は、ゼズ・トリセンだ。覚えとけ。」


「僕はエリュクト・プロシオン。じゃあね。」


僕は、男を放置しユニの元へと急ぐ。

そして、ユニと共に空へと飛ぶ。


上から見ても、被害の凄さがわかる。

建物は崩壊しており、地下も無事か心配になる。


しかし、僕はユニに乗って、フィアの元へと駆けねばならないのだ。

そして、あの街のバーバラ商会も潰さなきゃいけないのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ