8話 高原
魔方陣までゆっくり歩きながら向かってたら、体力が400まで回復していた。
魔方陣の上に乗ると、魔方陣が更に禍々しく光り出す。
俺はジェットコースターの急降下する時の浮遊感を覚えながら、転移して行った。
魔界とは違って緑生い茂る山に囲まれた見晴らしの良い平原に俺は立っていた。
Area:---高原---
「ぐぐぅぅぅぅ」
腹の虫が鳴いている、森のほうへ行けば食えるものくらい見つかるだろう。
俺は森の方へ歩いて行く。
Area:---森---
森の中を1時間ほど散策してみるとキノコや、みかんのような果物、赤と緑色の木の実等を収穫してポーチに次々と突っ込んで行った。
収穫してる際に採取lv1を取得した。
とりあえずキノコは保留、毒かもしれないし・・・
安全そうなみかんから食べることにした、普通に美味しかった。
続いて木の実を食ったがこっちは不味くはないが、美味くも無かった。
俺がみかんを食い荒らしていたら、俺の腰くらいの背の高さのイノシシみたいな奴が現れて近くに落ちているみかんを「フゴフゴ」いいながら食っていた。
俺は調べてから剣を抜いた。
ワイルドボア:lv5
ワイルドボア:
森に住むイノシシ雑食で何でも食べます。
焼き肉にしたら旨そうだな...lvも低いし勝てるかもしれないと考えながら、俺はイノシシの背後から剣を振り下ろしていた。
「フゴ!?」
剣がイノシシの体に刺さる、引き抜いて更に突き刺す。
イノシシは声を荒げながらフゴフゴとこっちを向き俺に突進してくる。
俺は跳躍《ジャンプ》してイノシシの脳天に剣を突入れる。
「フゴ...」バタリ
イノシシは動かなくなり息絶えたようだ。
俺はイノシシを手で触りアイテムボックスに吸い込ませた。
始めて敵を倒した俺はステータスを確認した。
lvが上がっていた。
【ステータス】 BP20 SP20
影平浩継 lv2 駆け出しの魔王
HP 1100/1100 MP 600/600
装備 貧弱な剣lv2 貧相な鎧lv2 貧弱な盾lv2 貧相なマントlv2
【スキル】
悪魔知識lv1 魔獣知識lv1 採取lv1
【剣技】
ダブルスラッシュlv1 サイドスラッシュlv1 ジャンプスラッシュlv1
【魔法】
ドレイン lv0
ダークネスボール lv0
死霊契約 lv0
ダークムーブ lv0
【アビリティ】
魔王の野望
効果 :魔族への説得&友好度上昇、人間族への説得&友好度下降
領土を得ると更に効果上昇
生半可な不死身の魔王
効果:月に3回まで死んでも任意である程度復活することが出来る
復活後のステータス:体力&魔力各種ステータス半減
魔法や剣技が頭に浮かんできた。
俺は試しに魔法を唱えてみた。
「ドレイン!」「マジックドレイン!」「ダークネスボール !」「ダークムーブ! 」
森の中で俺の声が響き渡る、しかし何も起こらなかった。
〜続く?〜