おまけ:その1-2『実況:図書委員の「深夜の場外乱闘」――告白のゆくえ』
本日は連投ですので、ご注意ください。
また、こちらはIFストーリーです。
ミステリー要素はなく、本編と関係がないことにご注意ください。
ロジ:
『時刻は深夜。マスターの自室より実況でお送りします。現在、通信魔道具がアクティブ。マスター、完全に「待機中」の構えです! リナ個体の音声は非公開のため受諾不可……ですが、マスターのこの落ち着かない指の動き! 本体、これはどう見ますか?』
パピエ: ( ´艸` )
(完全にソワソワしてるね! きっと向こうのリナちゃんも、パジャマ姿でベッドの上で転がってるはずだよ!)
ロジ:
『なるほど、精神的な「場外乱闘」はすでに始まっていると。……ああっ、マスターが口を開きました!』
「今日は、誘ってくれてありがとう。……ココア、美味しかったね」
ロジ:
『……出ました! 無難な挨拶からのジャブです!』
パピエ: ( ・ω・ )
(あ、ココアのこと思い出した! 自分の指が触れたこと、絶対意識してるよ!)
ロジ:
『マスターの心拍数、120を記録! ……沈黙。約5秒の沈黙です。リナ個体側の応答を予測します。予測:「あたしも、超楽しかったし!……てか、手、冷たかったよね?」 ……本体、マスターの顔が今、わずかに赤化しました!』
パピエ: ( ´▽` )
(ふふ、間接キスのこと、後から気づいて恥ずかしくなってる顔だよ、これ!)
ロジ:
『試合は中盤戦へ』
「……うん。あの本に出てくる騎士、僕もかっこいいと思った。……隣にいたいって言葉、嘘じゃないと思うんだ」
ロジ:
『……マスター、本の話を盾にして、じわじわと間合いを詰めています! 論理的な外堀埋め工作か!?』
パピエ: ( * ゜д゜ * )
(違うよロジちゃん! これは『自分の気持ち』を、物語の形を借りて伝えてる、最高にロマンチックなパスだよ!)
ロジ:
『情報の暗号化伝達……。……ああっ、ここでマスター、時計を確認!』
「……あ、もうこんな時間だね。……そろそろ切ろうか。明日も、教室で会えるし」
ロジ:
『……チェックメイトを避け、穏やかな引き分けを狙うのか!? 逃げるのかマスター!』
パピエ: ( >_< )
(だめだよ! 今切ったら、ただの『いい友達』で終わっちゃう! 言って、ノア君、言ってーー!!)
ロジ:
『……! マスターの右手が、通信を切るための魔力弁の上で静止! 0.5秒、1秒……。……来ました! アディショナルタイムへの突入です!』
「……待って。切る前に、今、言いたくなったんだ」
パピエ: ( * ゜д゜ * ) !!
(……来た!!)
「……リナさん。……好きだよ。……おやすみ」
ロジ:
『……ダイレクト・ヒット!! 言語情報の最短ルートによる、情緒爆弾の投下です! マスター、そのまま即座に通信を遮断! 戦線離脱しました!』
パピエ: ( ´Д` )
(あああ……! 言っちゃった! 最後に『おやすみ』って添えるの、ずるいよ……! リナちゃん、今頃、叫びながら枕に顔埋めてるよ、絶対!)
ロジ:
『……解析。マスター、ベッドに倒れ込み、天井を仰いでいます。……瞳孔の拡大、および呼吸の乱れを確認。……本体、解説をお願いします。この「試合」の総括を。』
パピエ: ( ´꒳` )b
(文句なしの完全勝利! 二人の『目に見えない糸』が、今、本物の絆に変わった瞬間だね!)
ロジ:
『……マスター、お疲れ様でした。明日の教室での平均心拍数の予測を計算しておきますね。……おそらく、測定不能になるかと思われますが。』
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