9話 世界が終わるわけでもないし
じゃあ
あと2時間で開場だから
音合わせしようか
ライヴハウス リアルロスト
わり~ぃ 遅れた
ツナグ「だれ?」
ネア「おそーい
キーボードなしで
演奏するところだったじゃない?」
ラマ「わりぃわりぃ
その3人がネアの言ってた
面白い子たちか」
ツナグ「・・・あ・・あの」
ラマ「キーボードのラマだ
よろしくな?」
ネア「時間が無いから音合わせするよ?
まず少年がヴォーカル
音に迷わない
不安定を感じたら
私が歌声で導く
その時は
私の歌声に乘ればいい
最悪
少年が歌えなくなっても
私が代わりに歌いきるから
安心して?」
ツナグ「・・・さすがに
それは情けないと言うか」
・・・俺の場合は?
ヴェル「ツナグは
ごまかせるけど俺は?」
ネア「・・・
ぜってー音
ハズすんじゃねえぞ
ギター?
バラド「俺たちが騒音で
ごまかしてやろうか?」
ヴェル「・・・
ナメんじゃねえぞ」
サトル「良いね
ガキの青いところがさ」
ネア「まあ
どんな音でも鳴らしてよ?
私たち
トップバンドグループの
”レア・シーン”が
合わせるからさ?」
ツナグ「・・・これがプロ」
ネア「(まあ
それができるのは
レア・シーン
だけじゃないんだよね
どういうことなの?
ヴァイオリニスト?
ネア「はじめるよ?」
音合わせをする
ツナグ「・・・ウソだろ」
ヴェル「・・・1回で音が合った」
ネア「(やっぱり
どんな音でも全部
繋ぐんだね あなたは)」
ラマ「これなら大丈夫だな」
サトル「じゃあ出番待ちと」
ツナグ「まだ1回しか!?」
ネア「他のバンドも
リハあるからね」
開場
50人収容できる
ライヴハウス リアルロストは
満員
ステージは
他のバンドも
音を鳴らしており
盛り上がる開場
いよいよ
ツナグたちの出番
ステージ裏
ツナグ「・・・」
ネア「緊張してる?」
ツナグ「・・・しない方が
おかしいですって」
ネア「アハハ そうだね
私も初めての時は
・・・
しなかったわ~♪
しなかったのかよ!!
ネア「だって~
失敗したって~
世界が
終わるわけでもないし
ネア「失敗したら
やり直せばいいだけでしょ?」
ツナグ「・・・簡単に言うね?」
ネア「そうしないと前に進めないし
バンドでも人生でも」
ツナグ「・・・前へか」
ジャストの皆さん
出番です
ネア「まあ
円陣でも組むか」
ラマ「今さら?」
ネア「3人
ライヴ初めての子も居るし
初心に帰ってる
感じがして良いでしょ?」
円陣を組む7人
ネア「まあ
気合を入れる意味で
さあ!はじめるぞ!
私たちの時間だ!!
ツナグ
カナデ
ヴェル
ネア
ラマ
バラド
サトル「おおおおおおおおおおおおお!!」
ネア「まあ
私たちの時間で
世界を
変えてやろうぜ?




