76話 ワン リアル アクション解散
そろそろ文化祭だね~?
学校 昼休み
何気なくカナデが
それを言葉にした
いつもはカナデと
昼ご飯を食べているが
メンバーが加わった
ユミ
ヴェル
リエル
その3人が加わり
5人で昼食を取ることが多い
ユミ「当然
カナデたちはバンドでもやるの?」
カナデ「やりたいとは思ってるけど~」
ヴェル「・・・
・・・このタイミングで?
ヴェル「やっと全校生徒を落ち着かせた
このタイミングでバンドやったら・・・」
リエル「でも やりたいよね~?
文化祭でバンドなんて
青春って感じがする~」
ヴェル「まあリエは
学校あきらめてたもんな
やりたいのは仕方ないが」
ユミ「何かあったら
ツナグがカナデを守れば
問題なくな~い?」
ツナグ「・・・え?」
カナデ「あ!それ良いかも~」
ツナグ「でもカナデ?
文化祭のバンドの練習とかしたら
ワン リアル アクションの
バンド活動に影響はないの?」
カナデ「ないよ~
だって~
ワン リアル アクションは
解散したから
バラド所有のスタジオ
ワン リアル アクション解散!?
バラド「ザファイドは
なんでこんなに驚いてるんだ?」
ネア「・・・ごめん
・・・バラド
・・・ザファイドに
・・・言ってなかったわ
バラド「・・・なんて言う
・・・被害者だ」
ネア「ごめん!ザファイド!?
成功したら1回限りって言う
目的で活動してたの」
ザファイド「アルバムも4000万枚以上売れて
国中が人気主義から離れ始めたのに
活動をするなら今じゃないの!?」
バラド「まあ
なんて言うか
伝説は伝説のままに
しておきたいって言うか
バラド「人は熱しやすく冷めやすい
慣れる 飽きる 色褪せる
この不便な物を持ち合わせてくれる」
ザファイド「だから次々と
新しい曲を出すんだろ!?」
バラド「国民に最高なインパクトを与えたまま
ワン リアル アクションが解散すれば
勝手に神格化してくれるんだよ?
バラド「そして
いつまでも色褪せることなく
記憶に残り続ける
”実力主義の礎になった
伝説のバンドとして”
人々の記憶に
永遠に残り続ける
ザファイド「・・・でも」
ワン リアル アクションが
解散を発表したら
アルバムの売り上げは
さらに2000万枚増えた
バラド「それが目的だから
最初からすぐ解散する予定だった」
ザファイド「でも!?」
バラド「そんなに
”本物”以外と
バンドを組むのが
怖くなっちまったか?
ザファイド「・・・」
バラド「大丈夫だ?
お前のギターの腕は本物だよ
どこかしら受け入れてくれるバンドが」
勝手なこと言わないでよ!?
バラド「・・・」
ネア「・・・」
ザファイド「交われるわけないだろ!?
僕ら本物は!!
いつだって理解されないで
邪魔者にされてきた!!
ザファイド「もう!
そんな想いするくらいなら!!」
もはや この国は
”実力主義”だ?
バラド「本物たちが頭角を現し始め
”人気主義”は消えていった
ランキングも
見た事も聞いた事もないような
実力重視のバンドばかりだろ?」
ザファイド「・・・たしかに・・だけど」
バラド「そういう世界になったから
ザファイドは他バンドから
引っ張りだこだよ?」
ザファイド「・・・」
バラド「不安か?
じゃあ見てみろ
いまの世界を
行動しないと何も変わらないぞ?
学校 昼休み
ヴェル「・・・あれだけの人気を出しておいて
・・・解散」
ユミ「目的は売れることではなく
あくまでも”人気主義”打倒
”実力主義”の実現かぁ」
リエル「だからって
このまま解散も惜しいよね」
ツナグ「じゃあ文化祭は
バンドをやるの?」
カナデ「そうよ?
シアンとティアも呼んでね」
ユミ「その二人
うちの生徒じゃないでしょ?」
ヴェル「校長が簡単に許可出したぜ?
ワン リアル アクションの
シアンも居るしな」
ユミ「・・・この学校
・・・大丈夫なの?」
カナデ「じゃあ
どんな曲を歌おうかなぁ
せっかくだから新曲にする?」
ツナグ「曲は?」
カナデ「”欠けている”で話し合おう
ツナグ以外 作曲できるし」
ツナグ「・・・その流れだと」
ヴェル「作詞はツナグだな」
ツナグ「・・・そうなるよね」
リエル「楽しみにしてるよ?
ツナグ?」
ユミ「私も
手伝えることは
なんでも手伝うからね?」
カナデ「じゃあ文化祭
はりきって
がんばりましょうか~




