7話 そのままが良い
少し
時間は遡って
と言うわけで
路上ライヴすることに
しました~
「お~」
ヴェル「お~」
ちょっと待って!?
僕は聞いてない!!
「え~ もう
観念しなよ~?」
ヴェル「お前 男だろ?
ビビってるのか?」
そういう問題じゃなくて
だいたい
ヴェルは
それでいいのか!?
完全に巻き込まれたよね!?
僕たちのことを
よくも知らないのに
完全に
カナデのペースに
巻き込まれたよね!?
ヴェル「・・・
ヴォーカルと
ヴァイオリンが
集まってくれて
路上ライヴに
段取りも全部
計画してくれるとか
ぜんぜん
ウエルカムなんだけど?
(・・・ヴェルも
ノリノリだった)
「さっすが
ヴェル鳴らし!!」
ヴェル「そういう言い方
するんじゃねえよ!?
俺の名前はヴェル・ナラシだ!!」
「じゃあ
音ナラシにする?」
ヴェル「・・・もう
好きにしてくれ」
なんで
僕たちとセッション
する気になったのヴェル?
ヴェル「なんて言うか
カナデの旋律かな」
「私?」
ヴェル「まあ
どんなに好きに鳴らしても
カナデのヴァイオリンの音が
アンサンブルしてくれるからな
ヴェル「俺と言うギターの表現を
100%出せるし」
(それは僕も感じた
どんなに好きに歌っても
カナデが繋いでくれる
カナデの旋律は
どんなに音に迷っても
”こっちだよ?”と
導いてくれて
怖いって言う
感情を失くしてくれる)
「えへへ~
そんなに褒められても~」
で?
どんな曲をやるんだよ?
いきなり
楽譜を見せる
カナデとヴェル
「私が言い出したんだから
私の曲をするの!!」
ヴェル「いいや!
これだけは譲れないな!!」
で
歌詞は?
・・・二人に
・・・指を差された
・・・
いやああああああああああ!!
「あれだけ
歌詞の才能があるのに~」
ヴェル「俺にあれだけ
良い音を鳴らせよ?
相応しい歌詞を
出してやるからさあ!?
ヴェル「って
煽っておいて
怖気づいたか?」
毎朝
誰も居ない神社でする
セッションと
ちがうんだぞ!?
街の
メインストリートで
歌うんだろうがああ!?
「だいじょうぶ~
君なら繋げる~♪
僕の名前で遊ぶなあああ!?
ヘタな歌詞を書いたら
オーディエンスに何を言われるか!?
こうなったら
いつもよりも真剣に!!
そのままが良い
え?
何も考えずに
何も意識しないで
いつも通りの
ツナグの歌詞を書いて?
・・・
「それが
最高の歌詞になる」
「まあ 何かあったら
私が全部 責任を被るから」
そういうわけには
いかないでしょ?
「え?」
カナデに
全部 被らせるなんてさ
「(・・・ツナグ?)」
本当に
いつも通りの歌詞を
書くからな!?
「うん
それが最高~♪




