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欠けている  作者: ausunoto


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64話 やっぱり君は簡単に私を笑顔にしてくれる




      そろそろ止めを刺してやろうよ?


      僕たち本物たちの音の音色を


      ぶっ殺し続けて来た”人気主義”をさあ?





バラドの所有するスタジオ


ネア「・・・」


シアン「・・・」





        ザファイドの


        人が変わったかのような


        鬼気迫る表情と言うか狂気?



        怒りと言うよりも恨み?



        我慢していた


        我慢して


        我慢して


        我慢して


        我慢しきれずに



        感情を露にする





ネア「・・・ザファイド?」



ザファイド「だって

      ”人気主義”に

      乗っかったやつらわさあ!







         あの手 


         この手を使って


         ドヘタな


         歌や曲やダンスで



        この国の音楽業界を


        我がもの顔にしてきたんだからさあ!!






シアン「・・・」







        本物たちを殺し続けてきたんだよ!


        復讐してやりたいと思わないか!?




        ”本物の音が出させない”からと言って


        すべてを誤魔化して商売してる


        ”人気主義と言う偽物共”を


        駆逐してやりたいと思わないか!?



        彼らが


        僕たち本物に


        そうしてきたかのようにさあ!?






ネア「・・・」




ザファイド「バラドなら

      僕たち本物を

      救ってくれるんだよ!

      

      彼なら

      僕たち

      ワン リアル アクション

      なら可能だ!!


      彼は言ったあ!







         この国を


         音楽の頂点に君臨させると!!



         そうなると


         どうなると思う!?







ネア「・・・どうって」



ザファイド「そうなれば!!








        世界中の音楽の才能たちが


        この国にやってくるんだよ!!



        勝手に この国に


        才能が集結するんだよ!!



        そうなれば


        本物たちの音楽の可能性が


        簡単に希望へと昇華される!!




ネア

シアン「・・・」







       止めを刺してやろうよ!?


       ”人気主義に乗っかった偽物共”をさあ!!







バラド「・・・」









        ここに居る3人が思ってしまった


        ”共感しかできない”と



        こう思ってはいけないのだろうけど


        この国は


        ”本物たちには生きにくい世界”だ












別室






        ツナグとカナデは


        ここに居た



        笑顔を失ったカナデ


        いつも笑ってたカナデ



        どうする?


        どうすればいい?


        どうすれば


        カナデは






ツナグ「(・・・どうすればカナデは







        ・・・笑って


        ・・・くれるんだ?)









ツナグ「(・・・どうすれば)」









         なんで


         こんなところに居るの?








ツナグ「・・・え?」


カナデ「学校は

    どうしたの?」



ツナグ「・・・サボってきた」


カナデ「なんで?」



ツナグ「・・・カナデが









         ・・・カナデが


         ・・・居なかったから








カナデ「・・・」



ツナグ「居れるわけないだろ?

    貴女は僕が産まれて0秒で

    出逢ってくれたんだ


    同じ産婦人科

    同じ分娩室


    家も隣同士で

    自分の部屋の窓から

    カナデの部屋の窓が

    超至近距離で」





カナデ「・・・」



ツナグ「保育園も

    小学校も

    中学校も

    高校も一緒で


    いつも

    僕の後を追いかけて来てさ






        僕の人生の9割強を


        カナデで埋め尽くして


        カナデが居ない世界に


        僕が居れるわけないだろお!?






カナデ「・・・」



ツナグ「一昨日

    歌っただろ?

    カナデには

    笑ってて欲しいって?







         責任とってもらうからな!?


         僕をカナデなしには


         生きられなくさせた責任を!?








カナデ「・・・」


カナデ「・・・だったら









        お互いの同日の18歳の誕生日に


        一緒に役所に婚姻届けを出しに


        行ってくれる?







ツナグ「・・・」


カナデ「・・・責任

    ・・・とってもらうから







         私をツナグなしでは


         笑えなくした責任をね?









ツナグ「・・・」


カナデ「応えは?」



ツナグ「・・・」


ツナグ「・・・カナデが

    ・・・笑ってくれるなら









         婚姻届けを

         

         出しに行ってもいいよ?







カナデ「・・・








            ・・・え?













ツナグ「婚姻届け

    カナデが笑ってくれるなら

    1枚でも2枚でも3枚でも

    書いてやるからさあ!?」



カナデ「・・・










          そんなに


          要らないって~♪?








カナデ「あ!

    でも

    保存用と布教用に

    とっておこうかな~

    やっぱ必要かも~♪」



ツナグ「・・・誰に

    ・・・布教するつもりなんだよ?」



カナデ「ネアとかユミとか

    ”欠けている”の

    メンバーとかに~♪?」



ツナグ「・・・」



カナデ「どうしたのツナグ?

    そんな真剣な顔して?」



ツナグ「・・・良かった







         ・・・カナデが


         ・・・笑った








カナデ「・・・あ」







         そう言って


         カナデの事を抱きしめた







ツナグ「・・・カナデが

    ・・・笑ってくれた」




カナデ「・・・







         ・・・不思議だよ


         私は さっきまで


         絶望しかなかったのに



         笑う事も忘れていたのに


         いつも君は









カナデ「・・・いつも

    ・・・ツナグは









          私の事を


          簡単に笑顔にしてくれる









カナデ「子供のころ

    ツナグは言ったよね?


    ”カナデって

    いつも笑ってるのな?”って


    なんでだと思う?」




ツナグ「なんで?」



カナデ「・・・








          ・・・君のせいだよ?









カナデ「君が簡単に

    私を笑顔にしてくれるから












           ・・・君のせいだよ?











カナデ「・・・だからさ?









          ・・・一生


          ・・・一緒に


          ・・・居て欲しいな










ツナグ「・・・」



カナデ「・・・私の










         私の奏でるとなりで


         歌を唄ってて欲しい










ツナグ「・・・」



カナデ「・・・ダメ?」




ツナグ「・・・









          カナデを


          さらに強く抱きしめた









カナデ「・・・ツナグ?」



ツナグ「・・・」


ツナグ「・・・僕も












         僕も


         僕が唄うとなりで


         曲を奏でて欲しい









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