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欠けている  作者: ausunoto


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52/76

52話 これが希望




       ・・・ハァ・・ハァ・・ハァ





ネア「・・・」






         ロックバラードを奏で終えた


         ”欠けている”の演奏を聴いて


         ネアは驚愕していた






ネア「・・・







        ・・・レア・シーンを


        ・・・越えた?








レア「(・・・いや

    ・・・判断は早い

    2曲目の後半

    それだけしか本気を聴いてない)」





ツナグ「ネア?」





       欠けているのメンバーの前に立ち





ネア「・・・









           足りない!!








ツナグ

カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「え?」






ネア「曲の後半だけ

   魅せられても

   足りないのよ!?」



ネア「ヴェル!?

   あなたは好きなだけ尖りな!?

   もっとギターで”俺が”って叫べ!?」


ネア「リエル!?

   あなたはみんなの音に乘りなさい!?

   それがあなたの彩りにさらに花を咲かせる!!」


ネア「ティア!?

   狂ったようにドラムを叩きなさい!?

   そのダイナミクスの音は

   あなただけにしか出せない!!」


ネア「シアン!?

   ”本物の音”であなたが支えるのよ!?

   でも このみんなの音なら

   あなたも本物の音が出せる!!」


ネア「カナデ!?

   調和を忘れなさい!!

   欠けているのメンバーなら

   あなたは無邪気に奏でるだけで

   それが調和になる!!」


ネア「少年!?」


ツナグ「は、はい!?



ネア「・・・








          ありったけの


          感情を乗せて叫べえええ!?









ネア「それができれば!!







           欠けているのバンドは


           トッププロバンドになれる!!



           いや!

 

           頂点に君臨することができる!!





ツナグ

カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「・・・」




ネア「あなたたちは

   相性が良すぎるのよ!

   奇跡かってくらい!!

   もう 相性をはるかに超える

   表現の造語を創りたいくらい!!」


ネア「シアンの本物の音が

   ”破壊”ではなく”支え”になってるのも

   この欠けているのメンバーの

   音だから可能なのよ!?」



ネア「・・・足りないのよ・・私に










            ラスト1曲の全部で


            あなたたちの


            本当の音を魅せなさい!?








ツナグ

カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「・・・」




シアン「なんていうかさ

    ”レア・シーン”のヴォーカルを

    ここまで滾らせてしまったか」


カナデ「・・・あんなネア

    ・・・初めて見た」


リエル「それだけ

    僕たちの音が

    良かったって言うことなのか」


ティア「滾りますね

    シアンも本気を出せるのだし」


ヴェル「叫ばない理由がねえよな!?」


ツナグ「あぁ!!







         想いも感情も熱も


         全部 解き放ってやろう!?







カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「おおおおおおおおおお!!」









          全員が楽器を構える








ネア「・・・








             見極めろ!!








ネア「(・・・この音たちが








            レア・シーンを


            越えてるかどうかを!!










シアン「・・・









             ・・・思えば










シアン「(絶望の歌

     立ち直りの歌

     ・・・俺は

     この先を知らない







            まだ

            希望を見たことがないんだ








シアン「(・・・俺は









             この先が知りたいんだ!!









ツナグ「ラスト曲 丸々

    最初からみんなの本気を出そう」



カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「あぁ!!」





シアン「・・・








          ・・・希望があるなら


          ・・・見てみたい







ツナグ「ラスト曲 タイトル





 

          「みんなで

           もらって あげて」








ツナグ「・・・」


カナデ「・・・」


ヴェル「・・・」


リエル「・・・」


シアン「・・・」


ティア「・・・」








         みんなが楽器を


         好きなように自由に奏でた!!







ネア「(そうよ

    そうなのよ

    あなたたちは

    自由に奏でれば奏でるほど

    それがプラスになる!


    このバンドなら可能!!


    もっと自由に

    もっとあなたたちらしく

    奏でなさい!?


    そうすれば








            ”レア・シーン”だって


            凌駕する!!





ツナグ「・・・」


ツナグ「さあ

    はじめようか」



カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「あぁ!!」



ツナグ「・・・





          みんながくれた物

          1つずつ数えてみる


          指では足りない

          両手じゃ溢れる

          抱えても零れてしまう


          どうする

          返しきれないな


          いっぱい もらってる


          皆は俺に

          与えてばかりで


          俺だって あげたい


          どうしたら

          みんなのように

          あげられるかな?


          叫べ!


          叫べ!


          叫べ!


          伝えたい!!



          いま

          ここにしかない

          想いがある


          皆がくれた物が

          心に溢れている


          今も

          これからも


          ずっと

          ずっと

          永遠に


          皆がくれた物が

          心に溢れている


          ありがとう俺に

          想いを与えてくれて


          今も

          これからも

          永遠に

 

          ずっと

          ずっとだぜ?



          皆と出逢って

          見失っていた


          幸せで溢れ過ぎてて


          出逢う前の頃に

          戻れやしない


          そんなの怖すぎる


          どうしよう

          失いたくない


          皆との日々が

          ずっと続けば良いのに


          だってさあ?

          無くなるの怖い


          この幸せは

          

          臆病にさせる

          恐怖にさせる


          ・・・だけど


          それ以上に

          笑顔にさせてくれる


          俺があげた物は

          皆の心に届いてるか?


          足りないか?

          どれだけ渡しても

          溢れるほどには

          ならないかもだけど


          溢れるほどになれば

          皆の心に届くか?


          俺は皆みたいに

          なりたいんだ


          全部 あげたいんだ



          ・・・どうして

          ・・・与えてくれるんだ?


          ・・・俺なんかに



          今だけじゃ!

 

          これからでも!

          

          永遠だって!!



          ぜんぜん

          ぜんぜん

          足りない!!



          ・・・もっと・・欲しい




          想いは届いてるか?


          俺はあげられてるか?


          巡り合えた奇跡に


          心からありがとう



          俺のあげた物は

          皆の心に溢れてるか?


          ありがとう俺を

          受け入れてくれて


          想いは届いた

          俺を受け入れてくれた



          ずっと ずっと

          ずっと ずっと

          ずっと ずっと

          ずっと


          もらって あげたい         



          



ツナグ「・・・」


カナデ「・・・」


ヴェル「・・・」


リエル「・・・」


シアン「・・・」


ティア「・・・」





      

           ラスト曲

 

           達成感と充実感で

 

           満たされる


           ”欠けている”のメンバー







ヴェル「みんなの本気

    最高じゃねえかああ!!」


リエル「ラストが1番

    繋がってると感じた!!」


ティア「こんなにも

    溶け合ったの初めてですよ!!」


カナデ「もう

    みんな最高!!」



ツナグ「感情しか溢れない!!」






ネア「・・・」








          静かに複雑な想いで


          その様子を感じているネア







ネア「(・・・








          ・・・まさか一瞬で


          ・・・ここまで迫られるなんて








ネア「(・・・どうする?









             ・・・摘んでおく?


             ・・・厄介になる前に









ネア「(・・・









              ダメね


              どうしても人間は


              心のどこかに


              闇は存在する









ネア「(・・・上等じゃない







             プロの


             トップステージで


             待っててあげるわよ?








ツナグ「あれ?」







 

           みんなが感情を


           剥き出しにして喜んでる中

 

           ひとりだけ








シアン「・・・」


ツナグ「シアン?」




シアン「・・・」


シアン「・・・・・・・・」


シアン「・・・・・・・・・・

    ・・・・・・・・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・









            ・・・これが


            ・・・希望?








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