5話 互いを引き出して
相応しい歌詞を
用意するから
最高な
音を鳴らせよ?
音楽室 放課後
ヴェル「・・・それって
お前から出てくる歌詞が
陳腐な物だったら
それだけ俺の音が
質が落ちるってことかよ!?
・・・
なんだ
その目は?
まるで
「どんな音を鳴らす?」と
問いかけるような
その目わよ!?
ヴェル「いいじゃねえか!
やってやるよ!!
最高な歌詞を
引き出してやる!!
ギターのビートが
あがった!!
・・・
・・・
最高じゃねえかよ
じゃあ
魅せてやるよ!
最高な歌詞でな!!
もう
消えて失くして
全部 失って
こんな悲しい未来になる
もう
消えて失くして
全部 失って
これが僕の欲しかった物?
・・・ちがうでしょ?
ヴェル「(・・・なんだ この
叫びのような嘆きのような
感情をぶつけてくる
歌と歌詞は!!)」
・・・僕に
こんなに
歌詞を引き出させるだと!?
こんなにも
鳴らしたいように
鳴らしてるはずなのに!!
(まるで 僕たちを
アンサンブルするかのような
この旋律は・・・?)
ヴェル「(・・・誰が
繋いでやがる!?)」
ヴェル「誰だか知らねえが!!」
あぁ!!
マゼテ
トケルぞ!?
欲しかった物は
絶望ではない
そんなことは
わかっていたのに
手のひらにあるのは
絶望だった
・・・もうイヤだ
ここにある 全部
変えればいいんでしょ?
すべてを否定すればいい
変えてやるよ全部!
何もかも壊して!!
(・・・繋いでやがる
こんなことができたのか!?)
ヴェル「(・・・俺のロックに
乗ってきやがる!!)」
”魅せてよ?
君たちのすべてを?”
全部
繋いでやるからさあ!!
今すぐ消えて
消えて消えて消えて
消えて消えて消えて?
こんな絶望なんて要らない
今すぐ壊す
壊す壊す壊す壊す
消えちゃえよ!?
こんな
リアルなんて要らない!
そうでしょ!?
(・・・鬱々としたリアルが)
ヴェル「(・・・全部 輝いて
繋がっていく!!)」
これが
繋がれていると
言う事か!?
いつだって
なんだって
欲しいと叫ばないと
何もかも
手に入らないよ?
歌い終えて
奏で終えて
鳴り終えて
3人は
ヴェル(・・・この
自由過ぎる
俺たちの音を
繋ぎやがった
なんだ・・この旋律は・・・!?)」
ずいぶんと
お節介を焼いてくれたな?
カナデ?




