表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
欠けている  作者: ausunoto
48/51

48話 あなたの居場所




        2曲目は


        絶望から立ち直る


        それを表現した歌





ツナグ「・・・タイトルわ






         「もう一度

          前を向くために」







ツナグ「・・・







          静かに繊細な


          音たちのイントロが奏でられる







ツナグ「(1曲目の歌のタイトルは

     ”俺は温もりが欲しかっただけ”


     絶望から希望か)」



ツナグ「(・・・なんか)」


ツナグ「(・・・なんか

     ・・・今なら








           ・・・僕は


           ・・・その境地に居るかも)









ツナグ「・・・





          どうやって


          希望に向かって

 

          歩き出すかな







ツナグ「さあ







            はじめよう






ツナグ「・・・








          見えるのは絶望

          視線は地面


          ・・・もう

          ・・・前を向けない




ツナグ「・・・






           静かな音の出だしから


           音たちが騒ぎ出す







ツナグ「・・・








           心が叫んで

           感情が爆発した


           どうして僕たちは


           狂った世界に

           産み落とされたのだろう?


           誰に聞けばいいの?


          「それでいいの?」


           そう自分に問いかけて

           良いわけないじゃん


           ・・・もう・・イヤだ


           僕たちは歩き出した

           想いも騒いだ


           今なら

           感じ合えるでしょ?


              


              ねえ?




           さあ はじめよう?

           想いを伝えて


           もう一度だけ

           みんなとならば








間奏





      

          音たちが


          少しの騒ぎを見せたあと



          美しくメロディを奏でる




          そして


          引き込むように


          舞台を整え



          ヴォーカルの音を


          際立たせる






ヴェル「(・・・おかしい)」






          メンバーたちが


          違和感を感じる





リエル(調和がとれている?)」


ヴェル「(”本物”が

     本気を出すって言うから

     どれだけの物かと思ったら)」




ネア「(・・・やっぱりね







            怖いの?シアン??)








シアン「(・・・)」








回想


”耳障りなんだよ!

お前の音わよ!?”


”やめてくれ!

もう俺たちにレベルの差を

見せつけないでくれ!?”


”全部 壊れるんだよ!?

あんたの音でさあ!?”





シアン「(・・・)」


シアン「(・・・レア・シーンの

     トッププロバンドだって)」




回想


バラド「”本物”は

    音のクオリティを落とせ?

    そうしないと

    メンバーの音が霞む」






          それが俺たち


          ”本物”の宿命だ






           回想 終了








シアン「・・・」


シアン「(・・・もう






           ・・・あんな想い


           ・・・するくらいなら)









シアン「(・・・もう)








           突然!!

 

           ドラムの音が


           激しく叩かれる!!







リエル「(何が!?)」


ヴェル「(なんだ!この

     荒々しく感情的で

     苛立ちをぶつけるような

     力強い音は!?)」



ネア「(この曲の

    基本の音は外していない

    でも

    練習にない表現

    ・・・アドリブ?)」



ツナグ「(どういうことなんだ?







              ティア?)







ティア「・・・」


ティア「・・・・・少しは







           少しは


           みんなの音を


           信じてみては


           どうですか!?







シアン「(・・・ティア?)」


ティア「この音は!!







          みんなの音は裏切らない!!







シアン「・・・」


リエル「(たしかに

     こんなに荒れた音を

     ドラムが主張してるのに

     音が乱れていない)」


ヴェル「(それを

     可能にしているのは)



カナデ「(・・・)」








           やっぱ カナデか








ヴェル「(そして

     異常なほどの調和の旋律を

     可能にしている

     ”欠けている”のメンバー)」



シアン「(・・・俺は)」



ネア「(シアン?






            ここなら


            あなたの


            居場所になるんじゃない?)








          

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ