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欠けている  作者: ausunoto
40/51

40話 ティアの誘い



        歌詞と曲ができるまで

        俺らに何ができるかと言うと



リエルの大豪邸 地下室


シアン「ただ

    待っている




         

         そんな

         生ぬるい事は

         しねええぜええ!?






別室


ツナグ「できた」


カナデ「・・・そんな

    3曲創るのが

    予定にあったみたいに

    一瞬で

    歌詞を創らないでよ?」


ツナグ「毎朝 神社で

    即興で創ったカナデの曲に

    即興で歌詞を創らされた

    成果かな」


カナデ「私が いつも

    ムチャ振りしてるみた~い」


ツナグ「(・・・自覚なかったのか)」


カナデ「3曲 完成するまで

    せめて この金曜日で

    なんとかするわ」


ツナグ「・・・そんな短時間で

    ・・・3曲も」


ツナグ「僕から見れば

    曲の方が創るの難しいよ」


カナデ「私は歌詞の方が難しい」





        ある意味 これも


        欠けているなら


        埋め合えばいいですか





ツナグ「ティア?」


ティア「調子はどうですか?」


カナデ「今日中に

    なんとかできるかなって感じ」


ツナグ「ヴェルたちは?」


ティア「シアンに

    しごかれてますよ?

    あの人

    ベースだけでは飽き足らず

    様々な楽器に手を出しては

    どれもレベルが高いですからね」


カナデ「なんでもできるね~」


ツナグ「いくらシアンが

    怒りっぽくても

    それだけ実力があれば

    どこかのバンド1つくらい

    受け入れそうなのに」


ティア「・・・」


ツナグ「・・・あ・・ごめん」


ティア「いえ むしろ

    聞いてくれますか?」


カナデ「話して?」


ティア「何と言うべきか





         他の人と


         レベルが合わないのですよ





ツナグ「え?」


ティア「シアンの

    ベースのクオリティが高すぎて

    他の音が霞んでしまう


    ”レア・シーン”の

    バラドなら

    シアンの音より上ですが


    シアンは

    他のメンバーに合わせるために


    自分の音のクオリティを

    下げるのを激しく嫌う」



ツナグ「ネアさんの

    ”本当はシアンを

     レア・シーンの

     ベーシストにしたかった”って」


ティア「合わなかったみたいですね

    クオリティのレベルが」


ティア「ですが

    ネアの目論見通りでした

    

    カナデの音なら

    シアンの音も

    他のメンバーと繋げる」



ツナグ「だから

    ネアさんは

    シアンを僕たちに

    紹介したのか」


カナデ「ツナグ?

    もうネアを「さん」付けるの

    やめよう?

    距離を感じる」


ティア「良いですね

    ネアの喜ぶと思いますよ」


ツナグ「そういうものなのか」


ティア「ツナグ?

    歌詞が完成したのなら

    買出しに生きませんか?

    4日 過ごすわけですし

    いろいろ

    買っておきたいのですよね」



ツナグ「・・・え」


ティア「話もしたいですし」


ツナグ「ティア?

    ツナグはコミュ障だから

    リードしてあげてね?」


ティア「了解です

    手取り足取り

    優しく教えてあげますね」


ツナグ「・・・」


カナデ「ツナグ?

    言葉としては間違ってないよ?

    ただ 変なイメージが付いただけだから」


ツナグ「(・・・やっぱ僕って

     ・・・イジられ属性あるのかも)」





ライヴハウス リアルロスト


ツナグ「なんでここに?

    そして

    ネ・・・

    ネアも?」


ネア「お!

   しょうね~ん?

   やっと私を

   呼び捨てにしてくれてか~

   いやぁ 長かった~


   ちょっと ぎこちないけど」



ツナグ「・・・こういうの

    ・・・慣れてなくて」


ティア「言ったでしょ?

    ネアも喜ぶって」


ツナグ「ところで なぜ

    リアルロストに?」


ティア「・・・





          バラドから


          シアンの過去の話を


          聞いて欲しいのですよ






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