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欠けている  作者: ausunoto
27/51

27話 言葉にして?





          どうしようか?





ツナグ自宅 夜23時



        

        部屋の窓から


        カナデに相談する




カナデ「不健康な人を

    バンドメンバーか」


ツナグ「ヴェルから  

    頼まれたことだし

    僕とカナデは

    良いとしても


    ネアさんから

    紹介された二人が


    納得・・・

    してくれないよね」



カナデ「ライヴするにしても

    演奏中に

    倒れられでもしたらね」


ツナグ「・・・この話

    ・・・どうしよう?」


カナデ「リエルさんの

    音は本物だった

    プロにも

    負けないほどに


    ・・・それに」



ツナグ「それに?」


カナデ「・・・




        ・・・私の奏が


        ・・・運命を告げてるの





カナデ「ぜったいに

    逃しちゃいけない

    あり得ないほどの

    相性の音だって」


カナデ「私は正直言うとね

    リエルさんと

    バンドしたい


    ヴェルの想いにも

    応えてあげたいし」



ツナグ「じゃあ

    ネアさんから

    紹介された二人は」



カナデ「それは

    その二人に

    逢ったときに  

    判断しようか」


ツナグ「そうだね」


カナデ「眠くなっちゃった

    じゃあ

    おやすみツナグ~」


ツナグ「おやすみ

    カナデ」





         お互いに窓を閉める






ツナグ「・・・





      

         ・・・大丈夫かな







翌日 放課後


カナデ「ごめん ツナグ

    学校でやることあるから

    先にリエルさんの家に

    行ってて~?」



ツナグ「・・・え」





リエルの大豪邸


ツナグ「・・・そう言われて

    ・・・来たけど




         ・・・陰キャの僕には


         ・・・ひとりで訪問って



         ・・・ハードルたけえ





ツナグ「まあ

    ヴェルも居るだろうし」






          執事に案内されて


          リエルの部屋に





リエル「やあ ツナグ君

    今日 ヴェルは

    家の用事で居ないんだ」



ツナグ「・・・






           (・・・居ねえのかよ)








リエル「二人っきりだね~?

    女の子の部屋に君と僕が」



ツナグ「(・・・なんか






           ・・・僕の周囲に居る人って


           ・・・やけに僕のことを


           ・・・からかってこない?)







ツナグ「(・・・僕は

     ・・・イジられ属性でも

     ・・・あるのだろうか)」



リエル「とりあえず

    地下室で音でも合わようか?」





地下室


ツナグ「(・・・何を話せば)」


リエル「学校は楽しい?」


ツナグ「え?」


リエル「僕には

    知らない世界だから

    興味があってね」


ツナグ「退屈ですよ?

    授業も

    これが将来

    何の役に立つの?と


    そんな物ばかり

    習ってます」



リエル「へぇ~

    楽しい世界では

    無さそうだね?」


ツナグ「人によると思います

    陽キャなら

    学校は天国のように

    楽しいのでしょうね」


リエル「その

    陽キャみたいなことを

    したって

    ヴェルが言ってたのだが?」


ツナグ「・・・あ





          音楽室で


          カナデとデュオして


          ヴェルの


          ギターに乗って


          歌ったのを思い出した





リエル「そのときの話

    ぜひ 聞かせてくれないかな?」


ツナグ「・・・」


リエル「どうしたの?」


ツナグ「・・・






          (・・・カナデと


           愛の歌をデュオって


          ”マザル君とカナデは

 

          つきあってるの!?


          恋人同士にしか


          見えないんだけど!?”



          って


          言われた


          あの体験を)




ツナグ「(・・・話さなきゃ

     ・・・いけないのか?)」


リエル「どうしたの?」


ツナグ「・・・いえ」


リエル「・・・







            つつみ隠さず


            伝えてほしいな~?








リエル「たのしそうだし~」


ツナグ「(そうだ

     この人

     ヴェルの親友なんだ






            ・・・全部


            ・・・ヴェルから


            ・・・伝わってるじゃん






ツナグ「・・・はい」






             あきらめて


             つつみ隠さず


             ぜんぶ話した






リエル「・・・」





           その


           話の内容を


           リエルは聞いて



           最初は

  

           うれしそうに


           聞いて居た




           だけど


           話し終える頃には



リエル「・・・





           ・・・寂しそうな


           ・・・表情をしていた







ツナグ「・・・あの?」


リエル「・・・すまない

    うらやましくてさ

    なんで僕は




          学校にさえ


          通えない


          身体なんだろうね








ツナグ「・・・」


リエル「すまない

    グチになってしまったか


    さて

    音を合わせようか

    歌って?

    ツナグくん」






           リエルの


           キーボードの


           音に乗せて


           歌うツナグ




           聴く者が居たとしたら


           聴き惚れてしまうような


           そんな彩りが


           キーボードから


           鳴らされる



           それが


           ツナグの歌を


           さらに

 

           引き立たせた






リエル「それ

    ツナグ君の

    創った歌詞かい?」


ツナグ「そうです

    ”欠けている”は

    全部 僕が

    歌詞を任されてて」


リエル「うらやましいな

    言葉に才能があるなんて」


ツナグ「リエルさんの

    キーボードの彩りには

    魅了されてしまいます」


リエル「フフ  

    お互いに

    無い物ねだりだね」




        急に


        黙り込んでしまった

 

        リエル



        こうなると


        ツナグは


        気の利いた言葉が


        出てこない





ツナグ「(・・・どうしよう)」


リエル「ツナグくん?





         頼みを


         聞いてくれないか?






ツナグ「え?」


リエル「言葉が溢れて

    止まらない君に





          今の僕が

          この境遇で


          何を

          感じているのか






ツナグ「・・・」


リエル「・・・






           ・・・歌詞に

 

           ・・・してほしい














         

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