20話 これはマーキング
奏でる カナデ
音を鳴らすヴェル
放課後 音楽室
ツナグ「・・・」
ツナグ「(・・・だから
・・・この曲は
(昨夜
ライヴハウスで
歌った唄じゃ
ねええーじゃねえかあ!?)
ツナグ「(・・・知らねえぞ
あとで文句を言われても)」
ツナグ「・・・
どんな想いを抱いても
簡単に壊されて
何が良いとか
これが欲しいとか
選ぶ権利さえも
奪われて
見て来た絶望を
握りつぶしてしまいたい
ここまで来た理由を
生きる意味を!
生きる価値を!
僕は知りたい!!
重ねた想いが叫ぶ
絶望に似た衝動よ
想いを
強さへと
力にして
溶け合う心を信じて
行こう!
僕らの見つけた未来へと!!
”マザル君
めっちゃ
唄うまいんだけど!!”
”しかも
この歌を
マザル君が作詞したの!?”
”えええええ!!”
カナデ「・・・」
”あれ?
カナデが
マイクを持ってるよ?”
”まさか歌うの!?”
カナデ「希望すらない世界で
何を求めているの?
”信じている”も
”愛している”も
言葉の意味を
失っていく
あるはずの希望が
絶望に変わっていく
抱いていた想いも
どこにあるの!?
どこにもないの!?
もう
失ってしまったの!?
想いが尽きた果てに
抱く感情は無い
何もないなら
・・・消えてしまいたい」
ツナグ「それが望んだ事?」
カナデ「・・・ちがう
・・・そうじゃないでしょ?」
ツナグ「信じてもいいんじゃない?
二人で見つけた希望を
想って願って足掻いて
想いのまま叫べ!!」
カナデ「芽生えた想いがあるなら
手を伸ばし手に入れようよ!!」
ツナグ
カナデ「行こう!
物語のその先へ!!
二人で見つけた
未来を信じて!!
行こう!
二人で描いた未来へと!!」
激しく
盛り上がる歓声
そして
ヴェルのギターが
ハデに
曲を締めくくった!!
”・・・・・・・”
ツナグ「・・・あれ?」
”・・・・・・”
”・・・ねえ
・・・マザルくんと
・・・カナデって
付き合ってるの!?
ツナグ「・・・え?」
”そんな息ピッタリに
見つめ合いながら
目くばせして
感情豊かに
愛の歌を唄われたら
”恋人同士にしか
思えないのですが!?”
ツナグ「・・・
・・・まさか
・・・カナデ??




